目を通さなくてもいいキャラシート
PL①
泰多 九郎
「――だから、見ててほしいんだ。僕の、変身!!」
主人公。
黒髪黒目で、優しそうな雰囲気をした男の子。
柔和な性格で、周りに合わせてうまく立ち回るタイプ。
ただ、いくつか譲れない線があり、そこは決して譲らないので、優柔不断ではない。
隠れドSで、スイッチが入ると色々と大変になる。
ミスカトニック高校という学校に通っており、二大問題児と友人な上、二人の手綱を唯一握れる存在。
そのため、一部では『ミスカトニック高校の裏ボス』、『ミスカトニック高校の問題児テイマー』などと呼ばれている。
基本的に規則や常識は守るものの、条件次第では多少のルール無視にも寛容になる臨機応変さも持つ。頭の固くない優等生タイプ。
周りの人間が無茶苦茶な中、常識濃度を保ち続けるという意味では、彼も異常なのかもしれない。
従者や友人のハイスペックに隠れているものの、彼の能力もいろいろと高い。
実は振られたネタをほぼすべて把握している。
趣味は彫刻で、ちょっとした収入がある。
元ネタはクトゥルフ神話のキャラクター、魔術探偵タイタス・クロウ。
いろんな時間、空間を旅したり、緑髪ヒロインとイチャイチャしたり、サイボーグになってみたり、神様とガチで戦ったりするという、なんかラノベっぽい人物。
作品が書かれたのは70年代なのだから、時代の先を行きすぎていて凄い。
ところで、なにか一言あります?
「あの、最初の台詞、本編の何処にも使ってないよね?」
ノリだよ!!!!
「……はっきり言い過ぎじゃない?」
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PL②
プリマリア・ティンダロス
「ご奉仕しなければ生き残れません!」
金髪巨乳で、真紅の瞳の女性。
主人公、泰多 九郎のメイドをしている。
ヴィクトリアン調を若干アレンジしたメイド服に身を包み、瞳の色と同じ深紅の首輪を着用している。
首輪は彼女の忠誠の証であり、就寝時さえ外さない。外すときは、着替えと手入れの時のみ。
『何時もにこにこ貴方のお側に』が合言葉。
紆余曲折あって今の生活を得ていて、その過去は謎に包まれている。
ご主人様である九郎は、過去のすべてを知りつつも彼女を受け入れている。
主人である九郎に絶対の忠誠と愛を捧げていて、命令とあらばどんなことでも喜んで行う。
命令されなくても過剰なほど世話を焼く。
本当はおはようからおやすみまで、着替えやお風呂すらお世話したいのだが、毎度上手いこと躱されているのが悩み。
『メイド108の秘密道具』なるものを持っており、あらゆる状況に対応する。
少し天然で、ご主人様への過剰な愛も手伝って、時々ダメイドになってしまう。
若干常識に疎いところがあり、それが天然に拍車をかけている。
趣味はご主人様へのご奉仕。
元ネタはクトゥルフ神話のクリーチャー、ティンダロスの猟犬。時空間に干渉したものを、あらゆる時間時空を越えて追い詰める不浄なる存在。
なにか一言あります?
「……どうすればご主人様は、私とお風呂に入ってくれると思いますか?」
もう突撃すれば解決するんじゃないの?
「…………」
おい目がマジになってんぞ。
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PL③
蘭堂 ルフ
「ルフの心は、トップギアです!」
泰多 九郎の幼馴染み。
九郎から見ると一番古い友人。
軍人子犬系という謎の属性を持つ。
銀色の髪に紫色の瞳で、ひどく目立つ。
本人は日本生まれ日本育ちで、日本語しか喋れない。見た目のせいで、街中で外国人によく話しかけられるが、その度に申し訳ない気分になっている良い子。
純粋無垢で天真爛漫。口癖は「ふぉあ!」で、いくつかパターンがある。
運動は得意なのだが、小柄なので力ではなく速度で動いてポイントを取るタイプ。砲丸投げなどは苦手。
成績も悪くはない。ただ、こちらは本当は苦手。悪くない位置にいるのは日々の努力の賜物。頑張り屋さん。
ドジッ子で、時々盛大にやらかしてしまう。
『銀色の鍵』を大切にしていて、チェーンを通して鞄や首元につけている。学校などのアクセサリーがつけられない場所でも、肌身からは決して離さない。
趣味はお裁縫。出来は良いのだがちょいちょいドジを発揮して、指に穴を開けたりしてしまうこともしばしば。
元ネタはクトゥルフ神話のキャラクター、ランドルフ・カーター。
『名状しがたきもの』、『銀の鍵』、『未知なるカダスに夢を求めて』など、クトゥルフ神話では有名なお話に数多く登場するキャラクター。
銀の鍵、という特別なアイテムを所有している。
なんか言いたいことある?
「プリマリアさんのメイド服は、とっても良いです」
もう少し自分のこと話さない?
「だってアレンジを加えつつもきちんと白黒のメイド服です! 完璧です! パーフェクトです! パーフェクトハーモニーです!」
ハーモニーは良いけど闇堕ちしないようにね。
「ところで、ルフにはあだ名はないのでありますか?」
ミスカトニック高校のハイパーボリア・ドジ・ドライブとかどうですか?
「……あんまり嬉しくないです」
望まないあだ名も世の中にはあるのです。
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PL④
新都 茉莉
「くーはいい鎖骨をしてる。いい脛骨もしてる」
泰多 九郎の友人。
黒髪でダークブラウンの瞳の女の子。常に無表情で、声にも抑揚がほとんどない。
そのせいで『暗い』、『無感情』と取られることが多いものの、実際はかなりの気分屋で、殆ど感情で動いている。
天才と呼ばれる人種で、あらゆる分野で人類の限界を越え続けている。
同時に変人でもあり、常識から大きく逸脱した行為を繰り返している。
その両極端な行動から、『ミスカトニック高校のルールブレイカー』と呼ばれる問題児。
問題児なのだが、数多の賞や実績を持ち、学校に大きな利益をもたらす存在でもあるので、大きく罰せられないという厄介な人物。
九郎にはなついていて、九郎の言うことは多少聞く。他の人の言うことは一切聞かないので、多少でも凄いらしい。周りから見ると希望の星。
また、唯一の女友達であるルフの言うことも多少聞くのだが、ルフのテンションの問題から、こちらはストッパーにはなり得ていない。
九郎のことを「くー」と呼ぶ。
同じように、蘭堂 ルフのことを「るー 」、家井 弾のことを「うー」、プリマリア・ティンダロスのことを「りー」と呼んでいる。
一人称は「まー」。
芸術にも強いのだが、それは「ウケる作品を意識して作っている」からで、実は自分の趣味はかなり微妙。変な柄のTシャツが大好き。
趣味は特にないらしい。
元ネタはクトゥルフ神話のキャラクター、アンリ・ローラン・ド・マリニー。
タイタス・クロウの友人。クロウに負けず劣らずのオカルティストで、類友感がヤバい。
なんか一言あるかな?
「……ハーレムエンド」
ない予定だから。
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PL⑤
家井 弾
「切り札は常に俺のところに来るんだよ」
九郎の友人にして、ミスカトニック高校のもう一人の問題児。
校則違反の常習者で、喧嘩や遅刻等といったものを積み重ねている。
高い身長と彫り深な顔のイケメン。
天然の茶髪と、黒の瞳。
自分の中で認めた人間には一定の敬意を払うものの、認めていない人間は誰であろうと容赦ない。
つまるところ、「教師の言うことは聞く」だとか、「先輩だから敬う」だとかいった縦型の社会がダメなタイプ。実力の無い人間が口先だけで物を言うのが大嫌い。
その気質は自分にも適用されていて、努力は怠らない。
問題ばかり起こしているものの、面倒見が良いので人気がある。
頼み事は(彼の中での)一定のルールさえ守っていれば断らないし、結果の正否に関わらず途中で物事を投げ出さず、言い訳もしない。
頼られることが多く、その結果として異常に広いコミュニティを持つ。
彼に頼み事をすると、彼で解決できないことでも、このコミュニティ内のいずれかの人物(時には複数)によって解決されるため、総合的な問題解決力はかなり高い。
問題児なのだが人気があり、治安の向上に貢献することもあるので、こちらも茉莉と同じく、大きな罰則を受けていない。
古くからの友人である九郎のことを最優先する。九郎の言うことであればよく聞くので、九郎は弾に対する最終兵器のような扱いをされている。
弾いわく、「九郎は唯一、俺が頼れる人間だからな」らしい。
元ネタはクトゥルフ神話で登場した村、ダンウィッチ(ダニッチ)。
外部との交流が殆ど無い閉塞的な村で、住民は近親婚を繰り返している。
クトゥルフ神話の産みの親、ラヴクラフト御大の書いた『ダニッチの怪』(あるいは『ダンウィッチの怪』)において、物語の中心となる村。
趣味は食べ物屋巡りと、必殺技の考案。
必殺技にちょっと痛い系の名前を意図的に付けるのも趣味。
ところでなんか言いたいことある?
「で、俺のあだ名は?」
ミスカトニック高校の不良兄貴
「どうも、茉莉以外は微妙だな。ハイパーノヴァとかに改名していいか?」
自分のあだ名自分でつけてどうするんですか。