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第二話 その日の続き

今日も何も起こらなかったと思う。

 さて、問題が生じた。


 うん、確かに問題だと思う。なぜならば今は朝のホームルームとかつつがなく終わり途中遅刻して教室に入ってきた何故か服装が崩れてて怪我を負ってる男子が、


 「魔物に近所のおばあちゃんが襲われていたのでその魔物と戦ってきました!ぎりぎりで勝てたけど予想以上に時間がかかったので遅れました!すみません!!」


 と言いわけをしてたとかそんなことがあったりしたけどそこは問題でもなんでもない日常であるわけなんだけれども、今現在は一時間目の授業中なわけで……


 ここにきて問題が発生した。いや、なにか事件とかが起きたわけじゃなく、普通に小テストが突発的に開始されたわけで、テスト自体には何も問題はないんだけど、うん。小テストの時間制限は10分。僕は開始5分で終わってたりするんだけど、そんなことは何も問題じゃないんだ。


 何が問題っていうと・・・・・・






























・・・・・・すごくトイレにいきたいです!


 いや~、これには参った参った。突然の排尿感。どうしたものか、花の女子高生がハイニョウカンとかいうなって?ははっ、そんな余裕なんてとっくの昔にどこかにいったわけでさ。


 まぁ、普通に手を挙げてトイレに行かせてもらえばいいのかもしれないけど、


 『恥しいじゃないか!』


 考えてもみたまえ!花の女子高生が!頬を微妙に染めて、クラスの皆がいるなかで手をあげて、しかも今は小テスト中だから先生は手元の教科書を見てるからそこに声をかけないといけないわけで。それによってクラス中の目線を一斉に受けるわけで。しかも先生を呼んだ理由が『トイレに行きたいから』。うん、恥ずかしくて言えないわけで。


 こんな僕でも、一応好きな人とかいるわけで、それが誰かはここには記載しないけどもさ、噂とか広がったりしたら嫌なわけで。


 さっきから僕がそわそわしてるのを見て隣の席の友達の・・・名前は忘れた友達の子が「大丈夫?」って聞いてきたから「大丈夫♪」って即答してしまった僕のばかぁ~とか今現在思ってたりするんだけどね?


 そして、なにより今はまだ一時間目の最初。3~4時間目とかならまだしも一時間目だし、なんで休み時間のうちにいかなかったのかも言われるし、そしてなにより先生が男の人だっていうのもあるわけでして、はい。うん、そろそろきつかったり。


 でも、このままだと我慢できそうにないから言わないといけないわけで。このまま時を待つにしても、授業開始からまだ8分。次の休み時間まで途方もない長さのように感じられるわけで。足をこすりあわせてしまう程度には限界が。うん、なんか体があったかく感じてきたような・・・


 うん、ピンチです。絶望感しか感じません。





















 まぁ、結局の話は、小テストが終わるタイミングで、理由も変えて『トイレに行く』のではなく『気分がすぐれないから保健室に行く』にしたわけで、それでも結構恥しかったりしたんだよ?皆から心配そうな目で見られたりしたからね?皆は僕の体調がわるいから心配してるんだろうけど、僕はトイレに行きたいだけだからさ。保健委員の人には断わって、教室からでたら頑張ってトイレにいったさ!うん、安心したよ。あ、普通に保健室にも行ったよ?一応、理由としては保健室に行くだったからね♪









 追記;保健室に行ったときにわき腹のほうが痛くなってきて見てもらって病院のほうで調べてもらったら盲腸でした。・・・保健室に行ってよかった。

今日も平和だ・・・

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