一 華夷
私は初心者ですが頑張ろうと思います。
「大丈夫か?」
「えっ?あ...え?」
目の前にある何かに僕は理解が追いつかなかった。下半身はないしなんか全体的に透けてるし。
みたところ小学生ぐらいの身長だけど。
「おい!なんだよその顔!俺が助けてやったんだから感謝しろよな」
おっとこれはいけない顔に出てしまっていた。
にしても幼い体の割には凄い強者感が出てるな。
金髪めっちゃかっこいいし。
「ここは、どこなんですか?」
まず聞きたいのは現在地だ。
「は?」
ん...?これは聞いたらまずかったか?
「お前知らずに来たのか?」
「え?」
もちろん僕は何も知らない。
あれ?知ってるのが当たり前なのか?
「まあ、知らないなら教えてやらないでもない!そう!ここは"天界"だ!」
「てん...かい?」
え?
「そして俺はこの天界の四天王の一人華夷だ!」
待って待って待って。
展開早いって。
誰だよというか天界ってどこだよ。
もう、帰りたい。
「まあ分からんことは俺の家でじっくり話そう。詩野!」
「はっ!」
「こいつを客間まで連れていけ」
「了!」
会話が終わると華夷は一瞬にして消えた。
すると華夷に詩野と呼ばれていた紫髪の女が近づいてきた。
この詩野という女も華夷とおなじで全体的に透けている。
「少年。行くぞ」
詩野の声はさっきとは違い穏やかな声だ。
あとめっちゃ美少女。
「は、はい!」
そして詩野と一緒に入り組んだ道を進んで行くうちにわかったことがいくつかある。
まずこの天界は人が多い。
どこもスクランブル交差点のように混んでいる。
次にみんなが大会というものに怯えている。
あとついでに詩野からめっちゃいい匂いがする。
悪気はない。悪気はないんだが、つい匂いに夢中になってしまっていた。
少し満足して顔を上げると詩野が軽蔑した目で見てくる。
だが、悪気はない。不可抗力だ。
冷たい視線に耐えながら3分ほど歩いているとでっかい城の前に辿り着いた。
「...こ、こちらです」
おっと。心なしか優しい声が他者を軽蔑する声に変わっている気がする。
「は、はい」
僕は門をくぐりまっすぐ行った小さい部屋に案内された。
部屋に入ると華夷が高級そうなソファに横たわりくつろいでいた。
だが俺の存在に気づくと一瞬にして目の前にきた。
「俺の配下になってくれ!」
ᕦ(ò_óˇ)ᕤ




