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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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意外なカリスマ性

聞き耳を立てると、

どうやら金属加工の話だ。



「そうそう!上手いだ!」



「へっへっへ、俺たち半端者は、

こういう時こそ役に立つ」



ゴートに指導されている、

作業着の中年男は、

どうやらハーフエルフの様だ。


他エルフよりは、

耳が尖っていない…

ちょっと老いている!



ドワーフが魔法使いドルゼに皆殺しにされ、

一見金属製品供給を、

絶たれた様に思えたが…


なるほど…ハーフエルフは半分人間ゆえ、

他エルフよりは金属加工出来る。


エルフ達も馬鹿ではなく、

こんな対策法が有ったのか…


ハーフエルフにはハーフエルフなりの、

誇りが有る様だ…



ん?ただでさえ人間ぽいエルフの、

そのまたハーフて、

もうほぼ人間なのに、

何で今私感心したんだ?



あぁそうか、

立場弱い中頑張っているから、

私はあのハーフエルフおじさんに、

共感したのか…


いかんいかん!

エルフの里てオーベロン王以外では、

全体的にブレそうになるほど魅力的!


魔女が言った通り、

ここ確かに面白い!



「えーと…ゴートやっぱり、

職人と居たのね」



「あぁ栄どん!

オーベロン王の勅命で、

ハーフエルフ達に技術指導してただ。


ドワーフやおらに比べたら、

かなり未熟だけど、

いずれエルフ達の金属製品全般を支え、

ハーフエルフの立場改善にも繋がるだよ!」



「オーベロン王の!?

私には残念な、

面倒ナルシストだったけど、

王様としては結構名君なんじゃ…


エルフの里は、

私が来たアダムワールド日本より、

良かったりもするし…」



「周囲の反対押し切って、

差別されていたダークエルフを、

重臣や王妃候補にしたり、


先王時代は裸で鞭打たれていた、

奴隷エルフ待遇改善に、

最低賃金大幅値上げしたり、


先王時代まで有った、

消費税を撤廃したり、


ウンディーネに水垢離で、

自分を捧げる破格の供物与えて、

民にも王宮に近い水回り与えてただ。


おらも家臣と思ってそうなフシ有るだが、

基本的には歴代屈指の聖王だよ」



オーベロン王め!

何故そこを誇らなかった!?

私がここで良いと思った事、

全てあいつの功績だったのか!


顔や詩みたいな上辺より、

よっぽど格好良い事ではないか!


エルフには花より団子的な、

概念無いのか!?


あぁ…妖精ってだいたい、

お花畑に居るからか…



「うーん…やっぱり長居すると、

ブレそうになるから、

もう帰ろうか…」



これはきっとレイラインとかで、

精霊の力強い、

ここだから出来る贅沢インフラ…


私の怪物帝国が、

ドハワールド統一しても、

全ての市町村を、

エルフの里並みは無理だろな…


良くて都会まで…

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