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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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妖精スーパー銭湯

「ふぅ…」



徹夜ゆえ昼寝してから、

私は後宮大浴場に通された。


そういやドハワールドに来て、

始めて風呂ぽい風呂だが、

いきなりこれは豪華過ぎる…


どの温泉やスーパー銭湯より、

広く清潔で豪華だ。



「さ~か~え~し~こ~️」



このエルフ独特の、

栄子の読み方…女エルフか!?


しまったゴートが私を守れず、

文字通り丸裸なここで、

私を直接殺すつもりなのか!?


大浴場ゆえ血の処理も、

他よりは簡単だ!



振り向くとオーベロン王の隣に居た、

王妃と思われるエルフ女と、

第二王妃と思われるダークエルフ女。


並んでひそひそ話していた、

第三第四第五王妃とおぼしき、

沢山のハーレムのエルフ女達が勢揃い!



人間ぽいし恐い!

どんな呪術(物理)だ!?


人間女にいじめられた私が、

今度はエルフ女になのか!?



「も~怯えないで️

さっきまで呪ってごめんなさい、

今は解呪したわ️♥️」



「貴女が第二王妃の座を、

狙っているのかと危惧しましたが、

安心しました️♥️」



「第二王妃の座?

オーベロン王の横に居たし、

私に似たダークエルフだから、

貴女が第二王妃なのでは…」



「いいえ私は第二王妃候補の、

ダークラエリ嬢と言います、

以後お見知りおきを️♥️」



「私は第一王妃のオフィーリアね️♥️」



つまり奥さん一人だけ!?

王にしてはオーベロン、

随分と身持ち固かったんだな…



「私は娘!」



「私は母!」



「私は孫娘!」



「私は祖母!」



さすが不老不死のエルフ、

全員若々しい…


むしろ孫娘より祖母のが、

幼くすら見える…



「さあこれまでの呪いの、

せめてもの償いに、

私たちが洗ってあげる♥️」



「ちょ!えっ?あぁ///」



私は人型モンスターいまいち故

オーベロン王は勿論、

このエルフ女達もである筈だった…


しかしこんなに沢山の女の、

スタイル良い透き通る色白の裸体や、

アクセントに自分に近い褐色の裸体に、

見たり触れたりされると、


変な気分になって来る…

ブレそうになる…


サキュバスやカーミラも、

こんな風に数でゴリ押してたら、

危うかったのかも…



「ここは湯船やサウナも凄いのよ♥️」



「おぉ!?」



アダムワールド日本の、

温泉やスーパー銭湯の湯船で、

勢い良く湯を噴射する、

ジェットバスが有る。


エルフ大浴場は水の精霊ウンディーネが、

もっと決め細やかな水流で全身包むので、

気持ち良さは段違いだった。



サウナ内には、

サウナの妖精サウナトントゥが居て、

熱波師をやっている…


水風呂だけは、

アダムワールド同様きつかったが、

露天風呂は風の精霊シルフが、

良い感じの風を送るので、


たった一回で、

ととのう事が出来た…


そうか、私は同性の友達が欲しかったのかも?


サワイも大切な同性だがあくまで妹分。

若本はメイドだから従者。

厳密には下だから対等ではない…


このエルフ女達も厳密には、

凄い目上だろうが、

こんな風に対等な感覚で、

いっしょにはしゃぎたかったのか…



浴場に満足し、

脱衣場に行くと、

服飾職人のエルフ女が居た。



「怪物の魔女様の御召し物ほつれ、

修復と複製を依頼されましたが、

あまりに未知ゆえ、

研究させて下さい!」



あぁアダムワールド現代の衣服は、

ドハワールド中世では、

オーバーテクノロジーだったのか。


街並みや入浴施設は、

こっちのが進んでいたから、

気付かなかった。



「錬金術で複製出来るんじゃ…」



「そうですがそれでは、

服飾職人の矜持が許しません!

錬金術は量産時のみ!」



なるほどエルフは職人も、

誇り高いんだなあ…

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