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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
81/263

ヒステリー

「いやああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあああぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあ!!!!!!

嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!」



あんまりだ…

アダムワールドでも楽しい夢見たのに、

何で現実のドハワールドで、

嫌な夢が始まるんだ…



「姐御落ち着いて下さい!」



「これが落ち着いてられるか!

サワイ貴女私が人間大嫌いだって!

一番知ってる筈なのに、

何でそんな酷い事したの!?


イタズラにしては悪質過ぎるわ!


せっかく私は人間辞めたのに、

貴女達が人間になるなんて、

どんな地獄よ!?


これなら昨日、

勇者に殺された方がマシだったわ!」



「栄どん泣いてるだ!ごめんだ!

早くモンスターに戻って謝ろうだ!」



ゴートもう遅いよ、

私にとって人間は絶望の象徴、

怪物は希望の象徴、


希望だった貴方達は今、

絶望に塗り潰されてしまった…



「あなた達モンスターは、

強く美しい完全生物!

弱く醜い人間ごときに、

堕ちぶれるなんて…うっうっ…」



「完全!?俺らも欠点だらけすが…」



「南蛮竜!大倉はそんな話を、

しているのではないぞ!

一番長く大倉と居て、

なんたるザマだ!」



「あージジイ!

俺に責任転嫁しやがって!


稽古では自分が、

人間なって打たせるから大丈夫、

姐御なら俺たちに気付くか、

試してみようと言ったじゃねーか!」



「この姿は潜入にも便利であろう!

人間退治には必要ぞ!」



サワイは爬虫類だったのに、

胸が私より大きい事も、

女としてムカつく!



「とにかく早く戻るだ!」



サワイ、ゴート、先生は、

元のモンスターに戻り土下座したが、

私はまだ許せない。



「姐御本当にゴメンっす!」



「栄どん許してだ」



「すまぬ!」



「二度と絶対断じて人間にならないで!

先生にも木刀でなく、

人斬り丸で斬り込むから!」



ある意味勇者の強さより、

絶望的な朝だ…

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