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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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夢の良し悪し

こうして私は人間をやめて、

先生描き直させた記念で、

午後は楽しく1日を終えた。



羽根の魔女は室内に、

泊めてくれると言ったが、

生憎今日ほど野宿したい日は無い…



「姐御、狼のまま寝るんすか!?

人のままの姐御と寝たかったすが…

せめて頭に耳の獣人のが…」



「良いの良いの、

獣同士直ぐ慣れるから、

おやすみ~♪」



今夜の夢は、

これまた楽しい夢だった。


ニホンオオカミの姿のまま、

私はアダムワールド日本に戻るのだ…


早速帰宅した私は、

お義母様の喉笛噛み付き、

老メイド養老も噛み殺し、


学校で、カルト宗教で、

次々嫌いな人達を噛み殺して行った。


嫌いな人達肉は、

自分の血肉にしたくないから、

食べずに吐き出すが…


途中保健所職員の格好した、

勇者パーティに捕獲されかけるも、

ゴートと魔女が転位ゲートを開き、


サワイと先生が助けてくれた。


保健所職員としての勇者どもは、

あまり強くなくて良かった。



若メイド若本は居なかったが、

居たらどうしよう…


人類滅ぼすと言いつつ、

彼女だけは唯一好きな人間だが…


魔女に若本も変身させようか?


貴女ならモンスターの姿、

喜んでくれるよね?



「むにゃむにゃ…砂痛い!

寝たら人間戻るのか…

そういやゴート敷き布団前は、

野宿大変だったな~」



しかし横にサワイは居ない…



「サワイ何処~?ゴート~先生~」



「へへへ姐御ここっすよ、

俺が分かります?」



声がする方を見ると、

緑髪ショートで背が高く、

胸が大きい女が居た。


Tシャツとショートパンツなど、

ドハワールドよりアダムワールドの服装だ。



後ろにもっと背が高い、

ツンツンした銀髪で眼鏡の、

気弱そうな男が居る、

何故か私の首狩高校の男子制服だ。



老武士は何回か見慣れた、

先生の人間態だ。


生き試しにアダムワールドぽい、

人間を連れて来てくれたのか?


このアマ妙に馴れ馴れしいが、

人なら問答無用で斬る!

勇者より弱そうだから斬れる!


いや夢通り噛み殺すか!?



「わー!姐御俺すよ俺!

サワイっすよ潜るワイバーンの。


ババアに頼んで俺と金属は、

姐御と逆に、

人間に変身してみたんすよ」



「人間をモンスターにするより、

モンスターを人間にする方が、

簡単らしいだ…」



吉夢から覚めると、

悪夢が始まった。



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