表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第一章 どの悪役令嬢より「悪役」令嬢
67/263

別次元の脅威

クップくんの件は落ち込み、

鍛練に身が入らなかった。


木刀打ち込みも弱く、

西洋甲冑凹みも昨日より浅かった。


察したのか先生は、

そこには触れて叱責追加しない、

優しさも有った。



もうクップくんは居ないが、

まだあの屈服教呪文が、

聞こえる様な空耳もした。



翌日冒険者は見当たらなかったが、

代わりに良い感じの、

洞窟を見付けた。


上が天井の様に平たい大岩だが、

横には広く床も平らで、

人工物の様にも見える。



「ここ涼しいから、

今日の暖取りにどう?」



「良いっすね~

洞窟なのに羽根や尻尾、

思い切り広げられるし」



まだ午前で寝るには早過ぎるが、

焚き火の準備をして、

気を紛らわせたかった。



「今日は何食べようかしら?」



「おら!アイテムボックス探るだ!」



「涼しきなら、

川魚の塩焼きも良いやもな、

生姜も盛り合わせて」



ドハワールドに来てから、

毎日ほぼキャンプだが、

今はよりキャンプ感が有る…


だが薪を積み終わると、

突然空気が一変した…



全身の鳥肌が立ち、


川床の清涼が、

砂漠の熱気に変わった様な…


ナイトプールの水が、

全部溶かした鉛に変わった様な…


土砂崩れに巻き込まれ、

岩や土に締め付けられる様な、

息が詰まる圧迫感…


今までの冒険者が放った、

殺気とは別次元の濃縮還元!


何か分からないが恐い!

本能的に体が危険を察知し、

心臓の鼓動が高まる!



「君が噂のワイバーン使い、

大倉栄子か…

実物は思ったより可愛いな」



振り向くとそこには、

今までの冒険者パーティとは、

全く違う気迫の四人が立っていた。



エマの街の冒険者ギルドで、

ポスターで見た事有る…



勇者パーティだ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ