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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第一章 どの悪役令嬢より「悪役」令嬢
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変われる事、変わって来た事

「大倉そなたは正直剣才も無い。

だが剣術指南役だったわしからすれば、

才有る弟子は育て飽きていてな…


敢えて才無きうぬを、

育ててみたくなった…」



私はそんな、

クソゲー縛りプレイみたいな存在なんだ!?



「されど全妖怪会話能力を活かし、

南蛮竜と傀儡を従えた弁は見事。


卑怯卑劣を厭わぬ、

容赦なき奸計にて、

己の未熟を補った故に、

今まで勝ってこれたであろうな」



「後半誉めてませんよね!?」



「それに元龍帝剣術指南役のわしに、

こうして教えを乞えておる…」



なるほど人間とのコミュ力低かった私は、

モンスターとはコミュ力高いのか…



「あの…

私の居たアダムワールド日本では、

モンスターはお伽噺や玩具だけの存在で、

同族とは学校でも家族でも、

全く上手く行きませんでした…


モンスターを教えたメイド以外は…


特にアダムワールドでの、

人間の先生は最低最悪で、

『頑張っても人は変われない』

と言ってました…」



「なにい!?その大うつけ、

本当にうぬの師か…?

指南役の風上にもおけぬ…

何を教えて録を貰えるのだ…」



モンスターである先生から見ても、

私の担任の国語教師はおかしかったのか…

ドハワールドの先生とアダムワールド反面教師は

私の先生繋がりなだけで、

全く面識は無いけど批判嬉しい…



「うぬは変われる!

いずれ全妖怪を守る女王となれる…


そもそも己の夢や理想の為に、

変わる為に精進や我々師は存在する…


この世界に来て、

わしが捨てし人斬り丸を拾い、

既にそなたは、

変わって来ているのではないか?」



確かに!まだ守られる割合高いけど、

ワイバーン妹やゴブリンの子は勿論、

誰かを助けるなんて、

アダムワールド日本では、

やりたくても絶対出来ない事だった!



先生がアダムワールドでも、

高校担任だったらなあ…


頭が龍の先生なんて、

アダムワールドでは有り得ないけど…


ドハワールドに転生して良かった…



私が異世界転生して欲しかったのは、

チートスキルでなく、

愛を守れる自分だったのか…

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