表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第一章 どの悪役令嬢より「悪役」令嬢
41/263

ゴーレム攻略

『人斬り丸魔守りん!?

変わった剣名だなあ…』



「因みに私は人間ですが、

モンスターを守る為に、

人間を滅ぼす旅をしています。


勇者パーティなら人間の味方だから、

いずれ貴方達の仇と、

対峙する事になります…」



『そうなのか!?

確かにゴブリンを人間から守る人間なんて、

珍しいと思ってはいたが…』



『姉ちゃんが俺らの仇を…』



『あんた弱そうなのに、

出来そうな気がするぜ!』



「今のレベルでは無理ですが、

いずれ…」



『俺らの可愛い魔守りんは、

姉ちゃんの変わった冒険の、

相棒になってくれると思うぜ!』



この人斬り丸の代金は、

裏切りドワーフの命で後払い…


舐められたら殺す鎌倉JKの私には、

ピッタリかも知れない…



『じゃあ今度こそ、

俺ら冥界行くからな~』



『はい解散解散!』



『ゴートばいばい!』



『さよなら~』



今までドワーフ男霊の後ろで黙っていた、

ドワーフ女子ども霊は男以上に、

別れも潔く成仏して行った…


ドワーフは人間かモンスターかと言われたら、

ゴブリン以上に人間寄りではあるが、

全体的に気っ風の良い粋な亜人の様だ。



「さて話は済んだし、

私たちは行くわ…」



私はサワイを連れて、

工房から出ようとする。



「待って!オラも連れてってくれ!?」



ゴートが勇気を振り絞る様に、

私を呼び止めた。



「仇討ちは無理しなくても、

私たちがいずれ…」



「確かにドルゼは恐いだ…

でも何であんな事したのか、

会って聞きたいだ!


それに読んでない本も、

気になるだ…」



ゴート攻略成功!

無理強いして連行するより、

本人の意思で決断が、

何より大きいのだ。



「おぉ本当にボスを連れ出した!」



「すげえ!」



扉の外で心配そうに見ていた、

ガーゴイル、ケルベロス、スプリガン、ゴブリンも、

感激してくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ