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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第一章 どの悪役令嬢より「悪役」令嬢
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異世界

気が付くと私は温かな日差しの中、

原っぱで寝転がっていた。



「ここが噂の異世界…?」



以前旅行したフランスの田舎に、

似ている様な気がした。


日本の田舎とは植物や地形が違って、

山も田んぼも見当たらない…


人の手が入ってない美しい自然だ。



ふと茂みを見ると、

ごみ捨て場とおぼしき場所に、

黒い柄と鞘の日本刀が立て掛けて有った。



「そう言えば合法的に、

人を叩いたり突いたり出来るから、

剣道やりたかったけど、

母に反対されて出来なかったなあ…

せめてフェンシングやりたかったなあ…」


柄尻に赤い紐が通されていて、

鞘先はサーベルの様に金属で補強されて、

普通の刀でなく軍刀寄りだ。


刀身は綺麗だし刃零れも無いので、

ジャンスカのベルトに差して装備してみた。



すると遠くから、

何かが聞こえて来た。



「お前らやめろ~!」



「逃がすな殺せ!」



声がした道を見ると小型のワイバーンが、

二人の鎧の男に追われていた。


羽根が破けて何とも痛々しい…

冒険者パーティだろうか?


助けたいのは山々だが、

戦闘経験豊富な異世界人に、

現代日本の女の子でしかない私が、

勝てるだろうか?



取り敢えず魔法で援護している、

魔法使いの女の子を後ろから斬る!



「きゃあああ!?」



殺人処女喪失!

前のワイバーンに集中していて、

後ろはがら空きだった様だ。



「何だお前!?」



「俺たちの魔術師を!」



強そうな二人の男に気付かれた。

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