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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
258/263

悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす

次は世界主要各都市に幻術魔法で、

それぞれの言語で投降呼び掛けの、

人狼態の私の巨大立体映像を流した。



『我こそは異世界、

ドハワールドの怪物帝国大魔王、

大倉栄子!


これより一週間後、

核ミサイルを誤作動させて、

世界を滅ぼしモンスターの物にする!


それまでに念じて降伏し、

モンスターになる人間は、

命と生活を保証する!


豆腐小僧や小豆洗いの様に、

食べ物を持ったり性質でも、

種族名として登録する!


逆らう者は核シェルターに入っても、

配下の怪物の騎士団が、

鎌倉の様に滅ぼす!』



私は人狼態から、

完全なニホンオオカミになって遠吠えし、



背後で三つ首竜の、

サワイが三方に熱線を吐いて、

映像は終了した。



そしてギャレワールドの、

アダムワールド作戦司令部内の、

魔法の鏡にはリアルタイムで、

SNSやテレビ反響が流れていた。



「おぉ!やっぱみんな、

驚いてますね!」



「でも巨大立体映像だから、

その…下から見えた話ばかり…」



「それで良いのよ、

高尚より下世話な方が、

多くの心を掴むから」



「作り物扱いする者も多いが、

早速妖怪変化した者も多いな…

あやつらが今後の火種になりそうだが」



「若本や魔女達のサバト快楽で、

なんとかなるでしょ」



分かりやすく投降者には、

私に化けたサワイが詳細説明し、

動植物ともどもギャレワールドに、

一次避難させた。



「ギャレワールドのこの辺りは、

天国ですので居心地良く皆さん、

アダムワールドに帰りたくなくなりそうですが…」



「まあ無理強いはしないわ…

じゃあゴート頼むわよ」



「分かっただ!」



かつて人間の気迫に怯え、

逃げていたゴートは、

誰に似たのか容赦無くなっていた。



…そしてロシアからアメリカへの、

核ミサイルと自動報復装置で、



アダムワールドは滅びた…


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