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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
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鎌倉焼き討ち

「ゴチに…なりました…」



サワイは複雑な表情で、

お母様を平らげた。



思えばサワイは、

可愛い妹分なだけでなく、

フィルターなのかも知れない…


サワイの血肉となれば人間は、

羨ましいと思えるだけでなく、

許せる様になるからだ…


これが私なり過ぎるが、

お母様との和解だ。



おそらく予定通りゴートが、

アダムワールド人類滅ぼせば、

人類全体も…



まあモンスターで、

こんな事思う時点で私は、

カルトで近所迷惑のお母様より、

狂気遥かに上なのだが…



そういえば我が家のメイドは、

何で主を洗脳して、

頭おかしくする前提なんだろ?


他家のメイドは、

そこまでしないよね?



「お嬢様!奥様をそこまで、

お割りになれた今なら、

兜も割れるのではありませんか!?」



その若本は凄いタイミング、

かつ、お母様の血痕上に、

ドハワールドの西洋兜を置いた。



確かにここまでお母様割れたなら、

西洋兜も…

完全狼でない人間態で…



「兜割り!」



「おお姐御!」



「お嬢様おめでとうございます♥️」



勇者や女神倒しても、

兜九割までしか割れなかったが、

これはお母様が、

思い切りの鍵だったのか?



「今の若本の力、

加算してないよね?」



「はい餅のロン♥️

では兜割りお祝いと、

世界滅亡先駆けに、

サワイ様と鎌倉を滅ぼしましょう♥️」



するとサワイは巨大化し、

私と若本はその両肩に乗ったのだが…



「この三つ首竜…見覚え有る…

もしかしてサキュバスの!?

般若心経だし!」



「そうです!

あの時サキュバスが、

お嬢様の好み読み取った姿です♥️」



「すげえこれ!」



「俺の首三つも!」



「サンドワームや人間の姿より、

良いかも…」



サワイも三つの頭で、

気に入った様だ…

そういや怪獣軍団を、

威圧した時に近い姿だし。



「よしじゃあサワイ、

これなら風向き関係無く焼けるわ。


先ずあのカルト施設から…


若本あそこに教祖居る?

あとあそこの奉神て貴女?」



「今教祖はしっかり信者と、

乱痴気騒ぎしてます!

因みに私でなく女神様です。


教祖の中年男と一体なるノリです!」



「それは良かった!じゃあ撃って!」



サワイは三つ首の青い熱線で、

先ずカルト施設の鳥居を穿ち、


そこから首狩り町、

更に鎌倉に広げていく…


見慣れた私の町が、

エマの町より簡単に、

火の海になっていく…


鎌倉には焼き討ちこそ、

お似合いだ…



「それとお嬢様、

お部屋の物は全て私が預かってますが、

フクイラプトルのぬいぐるみやフィギュアは、

どうしますか?」



「うっ!」


本当にどうしよう…

ドハワールド来る前は気に入ってたが、

今となっては勇者連想する…



「それは俺が預かるっす!

勇者ぽいのも全部焼くっす!」



サワイ勇者に嫉妬される側だったが、

嫉妬もする辺りらしいなあ…


勇者本当にごめん…

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