怪獣ヲタ最後の審判
そりゃあ私も怪物の騎士団が、
アダムワールドを大暴れする、
怪獣黙示録を見てみたい…
だがアダムワールド兵器に、
ドハワールドモンスターが、
どれだけ耐えれる?
アダムワールド人類の抵抗に、
少なからず犠牲は出る筈だ…
勇者や女神との戦いで、
あまりに犠牲を出し過ぎた…
これは趣味でなく戦争、
味方の犠牲は最小限にしたい…
アダムワールドを滅ぼすのは、
アダムワールド人類が生み出したモンスター、
核兵器に担当してもらう…
「しかし、
本当によろしいのですかお嬢様。
核でアダムワールドを滅ぼして…」
「若本、今さら何言ってんのよ…?
魔神の貴女が仏心芽生えたっての?」
「アダムワールドの人類、
つまりお嬢様が好きな、
モンスターコンテンツのスタッフ、キャスト。
並びにお嬢様の同志のモンスターオタク、
そして人間以外の動物も、
犠牲になりますよ…」
「あ…」
確かにそうだ…
アダムワールドのモンスターとはつまり、
人間の創作物なのだ。
「それは核戦争やる一週間前から、
私が扶桑式変化法で、
人間やめる投降呼び掛けるわ…
動植物は若本がここや、
ゴートがアイテムボックスに、
転位で避難させれば良いでしょ」
「広さ的には十分ですが、
私やゴート様でも骨が折れそうですね」
「ゴートに骨は無いでしょ、
若本には今からも働いて貰うわ。
威力偵察とお母様への別れ兼ねて、
私アダムワールド首狩町に戻るから、
若本だけでなくサワイもついて来て。
ゴートと先生は先に、
アダムワールド東京観光したみたいだし」
「姐御が生まれ育ったとこ!
想像付かないすが楽しみす!」
サワイはアダムワールド初だが、
若本だけでなくサワイも居れば、
嫌な知り合いが居ても心強い。