チート能力剥奪
「あなた達…タダじゃ済まさない!」
すると虎女神は全ての腕を振り、
複数の斬撃を飛ばして、
私たちを振り払った。
「ぐはっ!」
「ぐふっ!?」
竜虎相搏つて言葉聞いて、
「飛べない虎が、
どう飛べる竜に対抗するの?」
と長年疑問を抱き、
白虎公家が先生より身分上で、
立場上の話かと納得しかけた…
だがなるほど…
女神はどの竜より強い虎だ!
「貴女には、
この能力すら、
与えるべきで無かった…」
すると私から、
何かが虎女神の手のひら肉球に、
吸収される感じがした…
モンスター会話能力を、
取り上げたのか!
だが遅いよ女神…
取り上げるタイミング、
遅過ぎるよ…
今の私はアイコンタクトで、
怪物の四天王が何言いたいか、
分かる様になったし、
それに…
背後の獅子頭若本が、
私にモンスター会話能力、
付与し直す!
「本当はこの力…
貴女が付与のが似合ってたわね」
「遅れて大変申し訳ありません…
お嬢様にはもっと謝るべき事、
山積みですが…」
「センチネル!余計な事ばかりして!
良いわ!貴女もろとも全員、
魂ごと消滅させてあげるわ…
こんな読み手を選ぶ、
逆張りケモナーピカレスク物語、
完結よ!」
虎女神が肉球から、
何かエネルギー球の様な物を、
どんどん膨らませている…
これを喰らったら終わりだろうが、
体が動かず防ぐ方法が浮かばない…
「えっ!?」
すると何かが、
虎女神の手に当たって、
エネルギー球は壁に当たった!
「栄えし子!助けに来たぞ!」
「みんな!大魔王陛下に続け!」
転位ゲートから、
オーベロン王とバルバトス王!
後ろに無数の怪物の騎士団!
今のは二人の攻撃魔法か!
そういやこの二人、
亜人王2トップだった!