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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
242/263

運営女神の王道筋書き

「えっ!?何!?」



「久しぶりね、女神様…」



若本転位ゲートで、

転生した時以来のギャレワールド…


あの玉座で女神ぽい女神は、

怪物の四天王を引き連れ、

舞い戻った私に、

驚いていた。


女神は勇者ほど、

はっきりスペック分からない上に、

若本に聞いても、

「ふふふ、これから分かります♥️」と、

はぐらかされるので、

文字通りぶっつけ本番だ!



「栄子…まさかあの時与えた、

モンスター会話能力で、

ここまで暴れるなんて…


大魔王になるなんて…


会話能力だけなら、

直ぐ死ぬと思ってたのに…」




「私も会話能力は地味と思ってたけど、

今思えば無敵のチート能力だったわ。

勇者も倒せて人類滅ぼせたし…」



「何でキョウ殺すのよ!

モンスター好きな貴女は、

実は恐竜なキョウと心を通わせ、

共に新魔王バルバトスに挑む、

モンスターテイマーの予定だったのに!


タイトルは『異世界に転生した私、勇者♀に死ぬほど愛されてます』よ!」



「勇者のメンタルケア、

私に丸投げしないで!

何なのそのタイトルは!?

確かに死ぬほど愛されたけど!


貴女の筋書きでは、

勇者以外のモンスター全体が、

犠牲になるでしょ!」



「何言ってるの?

モンスターなんて普通、

やられ役でしょ?


経験値上げる為の犠牲でしょ?


貴女もゲームやるなら、

特撮やアニメ見るなら分かるでしょ?


あ、妖精とコボルトは、

可愛いから生かしとく用モンスターね♥️


それを逆に人間を退治だなんて…

人殺し!人斬り!」



「その普通に挑むために、

私はここに来たのよ…


人間だけでなく女神も退治!


モンスター全体のために!」



「なにワケわかんない事言ってんのよ!?


だいたい貴女が使役するモンスター…

何でワイバーンが地面潜るのよ!?

普通ワイバーンは、

ただの飛行手段でしょ!?」



「あぁん?俺飛べる様になっただろ」



「ワイバーンが鳥になる訳ないでしょ!

マスコットにも人間にもサンドワームにも怪獣にもならない!


メタルゴーレムもただの壁役!

自分で変なゴーレム作らない!

アイテムボックス広過ぎでしょ!」



「作りたかったから作っただ!

世界や生命作った女神様なら分かる筈だ!


あの広さは色んな物作るのに、

便利だっただ」



「だからと言って、

栄子やウニのゴーレムなんて、

頭おかしいでしょ!

勇者のゴーレム量産するなんて!


ドラゴニュートは…」



異端児な私、サワイ、ゴートを順番に、

想定外と文句を言い続けた女神だが、

先生を見て口ごもった…



「貴方は…そこまで考えてないわ…

何でモナカ王国来たの?」



「わしも考えぬか!

来たかったから来たのだ!


てかうぬの筋書きだとしても、

わしは栄子の剣術指南役で、

今と同じ役割出来ぬのか!?」



「だってキョウだって、

竜の剣術指南役なのよ?

貴方より強いし手っ取り早いでしょ」



先生は一番イレギュラーだった様だ。

まあ西洋ファンタジーなのに、

和風枠は異質だしなあ…



「ぐぬぬ…

てか女神も魔神と同じく、

扶桑で伝わる姿と違うな…」



女神は私だけでなく、

怪物の四天王たちも、

ベタな筋書き通りにしたかった様だ。


当然それを受け入れる、

四天王ではない…



そして女神は誰より強く、

若本を睨み付けた。

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