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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
239/263

モンスター王道デート

ワーウルフぬいぐるみゲットし、

勇者はバケモンGO気に入ったので、

上映中のアニメ映画版も、

一緒にシネコンで観る事にした。



内容はワーウルフに育てられた、

人間の少年が映画版主役だった。


森でモンスター達と仲良く、

暮らしている場面から始まる…



そこでテレビ版主役の少年。


(実は人間に育てられたラプトルなので、

バケモンの攻撃に耐えれる)


と出会って友情芽生え、

森をニュータウンにしようと目論む、

悪い人間の軍隊に挑む物語だ。



まるでドハワールドの、

私と勇者みたいだと思いつつ、

二人が共闘出来た事を、

羨ましく涙してしまった。



「初めての映画どうだった?」



「すっごくおもしろかった!

おねえちゃんとぼくみたい♥️」



勇者も全く同じ、

感想抱いてくれたのか…



夕食はショッピングモール内の、

回らない寿司にした…


和食でも箸を使えなくても食べれたり、

子どもに確実に人気有るからだ。



てか店主オーベロン王かよおおぉお!


亜人モンスターで、

一番洋風イメージだったが…


そりゃ寿司はワールドワイドで、

外人の職人も沢山居るが…


カリフォルニアロール出す様な、

デザイナー寿司ではなく、

和風店構えで厨房着も和装!


驚いたが金髪色白に白厨房着は、

意外にも似合っていた。



非常に美味しかったが、

オーベロン王のプライド同様、

値段もお高かった…


ラプトル限定フィギュア用貯金無くなったが、

今は目の前のラプトル本人を、

幸せに出来て良かった…



「きょうはうまれて、

いっちばんたのしかった!

おねえちゃんほんとにありがと♥️」



「今日はもう遅いから、

また遊ぼうね♥️」



羽毛フリルが揺れる、

幼い勇者の後ろ姿に癒されつつ、

お金使い過ぎたから、

次は私のマンションに招いて、

おうちデートかなと思った。



だが次は訪れなかった…


翌日あの河川敷で、

子どもの水死体が上がったからだ…

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