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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
235/263

勇者宗教虐待

そして子ども二人は、

心配そうに立っているのだが、


なんと!魔法使いが中学生くらいの兄で、

勇者が小学生くらいの妹だった!


ドワーフのドルゼが髭無いと、

一番原型留めてない…


キョウはドハワールドや今までの夢の、

強者感が全く無い。


男装は同じでも弱々しく、

自信無さそうな表情だった。



「栄どん、

長男が通報してくれただ…」



ゴートはこっそり、

私に耳打ちする…


ここではゴートと魔法使いドルゼ、

仲悪くはないが平和ではない関係!



「無敵さん、

息子さんは学校行かせるのに、

何で娘さんは通学させないだか!?

これは虐待だよ!?」



そうなのか!?

何でドルゼをキョウより!?

男女差別か!?


今どき女には、

学いらない的な!?



「我が娘京は特別!

女神様の子!

人類を救う勇者で聖女だから、

他の子どもと違って当然!


透とも違う!」



あ、娘のが優遇だから、

それが虐待になっているのか…

宗教虐待だな…


このキョウどう考えても弱いだろ!

そんな事出来る訳ない!


そもそもモンスター居ない、

アダムワールドで何と戦って、

勇者と定義付けるんだ!?


モンスターと戦って欲しくなかった、

私でも疑問符だ!


学校嫌いな私でも、

ドルゼみたいに通学させたくなる!


あとドルゼ、

ここでは透って名前なんだ…



「京ちゃん辛くない?

学校行きたくない?」



「ううん…だいじょうぶ…

だいじょうぶだよ…おねえちゃん…」



勇者はここでも、

自分の気持ちを殺して、

私の口説きをはね除けた…


絶対大丈夫じゃないだろ!



「なあ京、

そなたは我に虐待なぞ、

されておらぬよな!?」



「はいぼくは、

ちちうえにぜったいだんじて、

そんなことされてません…


ははうえ、あにうえとも、

まいにちとってもしあわせです」



なわけねえだろ!

今にも泣きそうじゃないか!

バプテスマに言わされてる!


母グッドフェローも兄ドルゼも、

明らかに不幸そうに、

目をそらしている!


あと中世異世界で、

聖騎士やってたドハワールドと違い、

現代日本のこちら、

アダムワールドで「父上」て呼び方も、

違和感凄い!



サワイがバプテスマ殴った気持ち、

痛いほど分かる…

むしろ私も殴ってでも、

早く勇者を救わねばと…



「栄どん落ち着いて…」



「後藤大丈夫よ、

私は澤井より考えるから…」



取り敢えず無敵家内では駄目だ…

勇者と二人きりの、

状況を作らないと…



注意にもならない注意をし、

私とゴートは一旦、

若本の車で児相に帰る事にした。



「うぬの目から見て、

無敵家どう写った?」



「勇しゃ…でなく、

無敵京ちゃん虐待されてますね…

バプテ…でなく、

父親が居ない時間を…」



「亭主の無敵(あらい)は、

株のデイトレーダーが生業ゆえ、

一日中家に居るのだ」



居るな!

だから一軒家住めるんだ…

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