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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
229/263

世界征服の具体的手順

「今貴女に飲ませたのは、

抗女神反転剤…

この前落とした羽毛から作ったの。


貴女の体に流れる女神の祝福を、

全て呪詛に転じたわ…」



「なっ!?そんな馬鹿な」



誰より女神に加護されていた筈の勇者は、

今誰より女神に呪われてしまった。



「貴女の体から女神の祝福は、

どうしても無くす事は出来なかった…

だから逆流させる事にしたの。


今の小さな錠剤は、

あらゆる魔法、鍛冶モンスター動員して作らせた、

ウニゴーレムを越える最強兵器よ。


薬は飲むに限るぜ!勇者さん」



「君が僕のためだけに、

友達と協力して作った、

愛情いっぱい必勝手料理と言う訳か…


効いたよ…


どの毒よりも…」



計算では即死の筈だったが、

勇者まだお喋り出来るのか!?


抗女神反転剤を、

バレンタインチョコみたいに!



人々の応援で勇者キョウは、

HP3201→9998まで回復したのを、

人々、王、仲間殺害の精神攻撃と、

抗勇者反転剤により、

HP9998→1まで一気に削ったが…


もうHP残り1なのに、

その1が固過ぎる…

まるで抵抗する様な…



「大魔王陛下!」



するとレトリー内務大臣も、

私に小さな錠剤を投げ込んだ。


今度はバッティングせずに、

人間態に戻ってからキャッチした。



「両方ギリギリで完成したから、

今だったけど…

もちろん抗女神反転剤の、

解毒剤も作ってあるわ…」



そして若本が出した、

複数の魔法の鏡には、

世界中の戦況が写し出されていた。



「あああ…」



「さっき勇者が撃った攻撃魔法…

実はサワイは、

ただ避けただけじゃなかったの…


敵国モナカ王国、ラミスタン、蓬莱の、

要所に当たる様に、

上手く誘導してたのよ」



私達はただ、

勇者から逃げて疲れさせた訳ではない…


サワイの飛行特訓成果により、

把握したそれぞれ主要都市、軍事拠点、訓練所、工業地帯に、

勇者の攻撃魔法を命中させた。


私とサワイしか見えなくなった勇者は、

避難所など一般人も、

攻撃魔法で大量虐殺してしまった事に、

今ようやく気付いた。



「勇者キョウ貴女は、

私の配下にはなってくれなかったけど、

私のアグネアにはなってくれたわ。


ありがとうキョウ、

ドハワールドを破壊し尽くしてくれて。


これで世界は私のもの…


人間もさっき応援してたのを最後に、

全て滅ぼしたわ」



無論勇者利用破壊だけで、

敵国が全て滅んだ訳ではない…


対勇者戦には敗北フラグゆえ没にした、

ゴーレム勇者は、

それまで味方だったのに攻撃してくる、

精神的効果はウニゴーレム以上ゆえ、


対人戦には正式採用された。


錬金術ゴーレムで大量生産のため、

身長勇者の2→1.5倍、

強さ10万→1千倍、

防御力100万→1万倍と、

性能は大きく下がったが、


無敵戦隊以外には十分過ぎた。



蓬莱軍も机の漫画に対抗すべく、

短期で道士兵に更に厳しい修行や、

仙人兵が戦場で気力注入出来る宝貝を、

練丹術傀儡で大量生産した…


だが扶桑に机の漫画や、

錬金術ゴーレムを与えた事で、

扶桑も独自改良して、


机の漫画よりやる気無くす超兵器、

机のゲームで更に削った。


おまけに天狗の隠れ蓑を、

量産、改良して被り、

姿だけでなく気を隠して、


道士兵が上空から捕捉出来なくした。



しかもシンドでは、

アグネアもろとも完全破棄された、

ヴィマナは天浮舟(あめのうきふね)として、

扶桑の正倉院をよく探すと、

設計図書かれた竹内文書を一冊だけ見つけた。


これに上述した隠れ蓑を組み合わせ、


なんと剣と魔法の異世界に、

ステルス戦闘機である、

忍者浮舟を作ってしまったのだ。


更にオスプレイの様に、

大量に足軽を蓬莱に送り込める、

天磐舟(あめのいわふね)や、


栄系四七から、

扶桑鬼に太鼓叩かせ充電する、

レールガンこと雷鉄砲(いかずちてっぽう)まで、

独自開発、大量生産していたのだ。



これらを途絶えたシンドに、

仏教みたく逆輸入したのも、

VSラミスタンにも良かった。



無論これらは危な過ぎる上、

絶対私たち怪物帝国に使って、

次は怪帝VS扶桑の戦争になるので、


戦後直ぐに全て若本に没収させ、

アグネア、ヴィマナの様に、

設計図も記憶も全て消去するが…



因みにラミスタンは、

下から撃墜出来る魔法の絨毯より、

願いを叶えたら、

戦況あっさり覆せるジンが厄介だが、

シンド側は法術で事前に、

ランプや指輪を擦れない様に、

イガイガにする呪いをかけ封じた。

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