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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
226/263

恐ろしい精神攻撃

そしてまた国境を越え、

モナカ王国に侵入する…


目的地はまた本拠地、

王都セリザーだ!


今回の来訪は当然、

潜入でもメイドでもない!



「うわっ!?」



遂にガルーダ態サワイの左羽根に、

勇者の氷魔法が命中して墜落…



「姐御!後は任せるっす!」



「ありがとう!

ゆっくり治癒魔法受けて!」



負傷サワイは若本転位魔法で、

怪京まで退場した。


私は落下しながら、

口に人斬り丸を咥えて、

狼になりながら落ち、

安定した四本足で城内に着地する!



遅れて城壁を飛び越え、

勇者キョウも到着した。



「どう勇者?

貴女のご機嫌通り一緒に、

一人でセリザー来てあげたわよ」



これまた地味な魔法だが、

口に刀を咥えていても、

心に呼び掛けて会話だけは出来る様に。


眼鏡もリアルタイムで、

勇者キョウのステータスバーを、

サイバーに表示し続ける…



Lvは9999のままだが、

HP9999→7001まで削った!

厳密に9999以上の幾らかまでは不明だが、

2998もだ!


私たちを地球一周近く、

走って追い掛け続け、

肩で息をしている…



私のHPはずっとサワイの首に、

掴まっていた分は削れたが

7000→6234と、

勇者に比べれば減少少ない!


たった766!ほぼ万全!



まだ勇者のがHP多いが、

更に削る策は有る!



何より大威力の、

攻撃魔法連射し続け、

海面を走り続けて、

勇者のMP6457→0に!

あのチートな勇者が私以下に!


人狼前の人間私並みに!



「栄子、君の事だから、

まだ何か企み有るんだろう?


君は本当に悪い娘だ…


僕の気持ちを知っていて、

ワイバーンのイチャイチャを見せ付け続け、

僕を世界中連れ回して!」



「そうね…大魔王だから…

アダムワールド時代は、

悪役令嬢と呼ばれていたわ…


そもそも私ドハワールドで、

討伐対象としてデビューしたの、

忘れたの?」



「あの時女神様が警戒した通り、

とんでもない娘だった!」



そう、私はとんでもなく、

悪い娘なんだ…


勇者のホームで、

一見不利に見える王都セリザーも、

実は私に有利な環境になっている…



「おい、何だあのドラゴン?」



「気持ち悪いな…」



小さく地味な、

ニホンオオカミの私より、

大きく派手な、

フクイラプトルの方が目立ち、

人々の注目を集めている…


先生がサワイに描かせて、

ゴートと若本が転位魔法で、

モナカ主要都市にばら蒔いた、

勇者中傷イラストのビラ…


人間の子供に近いゆえ、

亜人モンスターで一番庇護欲掻き立てる、

ホビット家族を、

恐竜と化した勇者が襲う、

恐ろしい絵だ。


それを持って、

見比べている民も居る…



今まで守り続けた人々に非難される、

正義のヒーローが最も傷付く状況。


どんな幻術にも打ち勝った勇者も、

現実の精神攻撃には耐えれないのも、


残酷だが実証済みだ!


皮肉にも私が滅ぼす人間達は、

今私の味方になった!

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