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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
223/263

6600万年の夏祭り

無敵戦隊とモナカ、蓬莱、トルキスタン…

それぞれの作戦を立てて、

再戦準備が始まった…



そして私は再びアダムワールドで、

勇者が転生する夢を見てしまった…


しかも今回は他モンスターもでなく、

勇者人間態のみだった…



鎌倉首狩で行われる夏祭り…

カルト教団打ち上げは癪だが、

花火は毎回綺麗で、

信者でなくとも出店が賑わっていた…



「君の町の花火、きれいだね…」



そう言って歩く勇者の浴衣姿は、

艶やかで花火より美しかった。


ドハワールドでの鎧に近い、

青みがかった配色だが、

羽根や鱗の模様も繊細で美しい…


髪を纏めて、

白いうなじが見えるのも…


女神の剣なぞではなく、

りんご飴を持っていて、

非常に平和だ…



「きれいね…」



「栄子きみは可愛いよ️

黒地をここまで可愛らしく、

着こなすなんて…」



ふと見ると私も浴衣姿だった!

これではまるで夏祭りデート…


勇者と親友か恋人じゃないか///



私たちはいつの間にか、

人け無い山の階段を上がり、

夜景と花火が見えるベンチに座った…


これもうロマンチック過ぎて…



「栄子、実は話したい事が有るんだ…」



告白!?告白だよね!?

何でこいつでドキドキするんだ!?



「実は僕、

人間じゃないんだ…」



花火が上がると同時に、

隣にフクイラプトルの姿が、

より鮮やかに照らされた…



「実は私も、

人間じゃないの…」



もう一発花火が上がると同時に、

私はニホンオオカミとなった…



「なーんだ!じゃあ獣同士で…♥️」



「キョウ…♥️」



三発目の花火が上がるとキョウと私は、

フクイラプトルとニホンオオカミのまま、

唇を重ね…


そこで目を覚ました。



「ヤバい…私なんて夢見てんだ…///」



私でもロマンチックな、

夢キュンを…


しかもよりによって相手が…

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