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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
220/263

勇者を堕とす方法

そして怪京城会議室、

勇者対策本部で、

第三次勇者討伐作戦会議を開いた。


しかし今回は第一次、第二次と、

論点が大きく違う…



「今回の犠牲はウニゴーレムだけだけど、

前回より今回のが凹んだわ…


最大の理由は勇者も、

私が守るべきモンスターだった事…


正直まだ仲間にしたいと思いつつ、

殺さなきゃとも…」



人間に味方するモンスターは、

だいたい他のモンスターより強い…


それがヒーローだからであるが、

私の前に実際に現れたのが、

勇者キョウなのだ。



「栄子お姉ちゃんも、

勇者様と仲直りしたくなったんだね♥️」



やはりラピスちゃんが、

一番嬉しそうだ。



「でも勇者が出した条件が、

サワイと若本の命だなんて乱暴さ、

到底受け入れられないわ…」



「あぁ…そうだよね…

栄子お姉ちゃんにとって、

サワイお姉ちゃんと魔神様は、

大事な大事な二人だよね…」



勇者は平和なアダムワールド夢内ですら、

サワイと仲悪かったから、

共存方法が分からない…


勇者は人々に愛され、

力と名声に恵まれ順風満帆で、

何の悩みもない陽キャリア充と思っていた…


だが本当は司祭バプテスマに教育虐待され、

自分を殺して無理し続けても、

毎回踏み止まれてしまうが故に勇者で、

更に無理を続けてしまう、

孤独な綱渡りだったなんて…


同じモンスターである仲間、

戦士グッドフェローと魔法使いドルゼが、

一見理解者になりそうだが、


敵ドラゴンと間違えて攻撃された事、

体より心に深い傷になったんだろな…


戦士と魔法使いは反省している様だが、

深い傷は深い溝になっている…


そしてその勇者メンタルケアを、

私に丸投げしようとした、

女神許せない!


何で私が人間どものために、

他のモンスター全般を、

傷付けなきゃならない!?


人間なんてアダムワールドに腐るほど居る、

何でこのダイヤモンド鉱山で石ころの為に、

ダイヤモンド砕き続けなきゃならない!?



「まあ姐御と交尾するには、

この俺とお膳立てしてくれた、

魔神様が一番邪魔すからね~」



「ふふふ♪

サワイ様嫉妬されて、

嬉しそうですね♥️」



そうだ勇者は私が好きだからこそ、

サワイと若本が嫌いなのだ…


む、何か引っ掛かる…

この点何かに活かせる様な…



するとケイン参謀が、

再び真っ先に挙手した。



「怪獣将軍閣下と魔神様を守りつつ、

勇者を味方に引き入れる秘策有ります!


勇者はとにかく大魔王陛下に、

激しい恋慕を抱いてます…


つまり大魔王陛下が裸になり、

もっと発情させて正気を失わせ、


『交尾させてあげるから、

私に忠誠を誓いなさい』と、

言えば一発です!


敗れたと言えど、

サキュバスの攻撃は夢に、

かなり効果的だったらしいので、

御本人ならば!」



「あぁん?犬ふざけんな!

何で姐御が勇者に、

体差し出さなきゃなんねえんだよ!」



色仕掛けか…

確かにそれなら勇者は、

サワイと若本を忘れて、

私で頭いっぱいになるけど…


ケイン参謀頭良さそうに見えて、

三大欲求満たす作戦ばかりで、

発想犬っほいんだよなあ…


サワイ当然激怒で、

他の怪物の四天王、騎士も動揺している…


生物としての本能満たす故に、

冷静さ失わせるんだろうけど…



「確かに勇者食い付くだろけど、

私を押し倒した後で、

『いや僕の方に』な、

ヤり逃げ、開き直りパターンだろから、

却下よ」



恐竜態は言うまでもないのだが、

人間態も段々良く思えて来ているから、

私には色んな意味で危険だ///

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