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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
219/263

宙を舞う平和と刃

なんて夢だ…


最初悪夢と思ったら、

だんだん楽しくなった…


人外のままは、

鶏と樹モンスターだけだが、


皆ドハワールドからアダムワールドに、

転生してくれて…


首高にモンスター人間態達が居たら、

私は人間嫌いにならなかったかも…


滅ぼそうと思わなかったかも…



「特に勇者…」



夢では敵対せずに、

私に味方してくれたなんて…



『そうなのか…そうだったのか…


僕はこのドハワールドでなく、

君が居る遠い未来に、

転生したかったな…』



あの時言ってた、

アダムワールド白亜紀から令和、

6600万年の時を越えて、

私に会いに…



『みんな危ない話はやめて!

勇者様とも一緒に仲良くしよ♪』



『栄子お姉ちゃん!勇者様!

もう喧嘩は辞めようよ!


みんな勇者様を殺す事ばかり…

こんなのやだよぉ…』



ここで勇者と共に強烈に、

ラピスちゃんが脳裏に浮かぶ…


ラピスちゃんの和平案が、

狂おしく本当に本当に欲しくなる…


なぜ平和への道は、

いつも戦争か?


さっきの夢は私の内心と同時に、

勇者とラピスちゃんの、

願いでも有ったのだろう…



だが現実の勇者は、

私の傍で寝ているサワイを、

殺そうとしている…


サワイを守るためにも、

勇者を殺さなくてはいけない…



朝起きて歯を磨き顔を洗い、

自主練とパトロールに、

人斬り丸を背に怪京城内を走る…



中央広場に行くと朝日前ゆえ、

吸血鬼や魔女は帰宅する時間で、

コボルトはまだ徘徊している…


今となっては取り壊されて、

台座のみとなった勇者像跡が虚しい…


いつも人斬り丸素振りは、

勇者の顔を浮かべていたが、

今日は浮かべると手が止まる…


なんとか振り払い、

兜を割る練習をする…


いつも勇者の頭を浮かべたが、

あのフクイラプトルの頭…


さっき助けてくれた、

夢の優しい生徒会長が浮かび、


普段ほど斬り込めなかった…

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