表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
212/263

魔神の盾

「それに魔神!

こうなったのは全て、

貴様のせいだ!


女神様の筋書きを邪魔して、

栄子を洗脳し続けて…


栄子を返せ!」



「返せ?おやおや勇者様、

随分おかしな事をおっしゃりますね~


アダムワールドのお嬢様は私のもの、

ドハワールドのお嬢様はサワイ様のものです!


一度でも勇者様のものに、

なった事がありましたっけ?


あ、勇者様と女神様の、

脳内での話ですか?」



「うわあぁあぁああぁあ!!!」



「勇者様も女神様も、

強いけどとてもお馬鹿さんですね~♪


人を憎みモンスターを愛するお嬢様が、

モンスターとは言え勇者様に、

与する筈無いでしょう?」



若本勇者には勝てないと言ってたが、

私をダシに言い負かしている!


戦闘は無理でも論破なら、

まさに話は別なんだ!


誰よりチートの勇者キョウも、

私と敵対する現実だけは、

どうする事も出来ない…



「魔神!元凶の貴様から殺す!」



勇者キョウは羽毛恐竜のまま、

尾先に女神の剣を巻き付け、

若本目掛けて襲い掛かる!


すると急に私の目の前に勇者が!

後ろに若本が現れた!



「お嬢様は私の盾です♥️」



主の私を殺したり弄んだり、

所有物扱いした挙げ句、

遂に私を盾にし始めた!


若本まさに魔神!



確かに勇者は、

紙一重で止まった…



「キョウにはそうでも、

あたしらには全くそうではないよ!

大魔王!魔神!

二人纏めて死ねええ!」



戦士グッドフェローは、

私に一切好感抱いてないので、

魔法使いドルゼ、司祭バプテスマともども、

容赦なく私に攻撃して来る!


だが何かが私を守った…

勇者キョウだ…


尻尾の女神の剣で、

グッドフェローの巨斧を、

両手で攻撃魔法と十字槍を、

防いでくれた…



「やめてくれ…栄子だけはやめてくれ…」



「勇者様も私の盾です♥️」



若本何て奴だ!


私を起点にする事で、

敵対している勇者まで、

自分の盾にするとは!


我がメイドながら恐ろしい…

味方で良かった…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ