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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
210/263

口説きラッシュ

「それに貴女が居た白亜紀では、

想像も付かないでしょうけど、


私が居た6600万年後の令和では、

他モンスターを人間から守る、

モンスターの勇者のお伽噺で溢れている…


特に恐竜の勇者はありふれていて、

珍しくもなんともないわ。


私以外の人間達も、

貴女たち恐竜に憧れ夢み、

恐竜のお祭りはいつも盛り上がる…


子ども達はみな恐竜に恋し、

大人も愛のあまり生涯を捧げる…


私自身も魔神とだけど、

福井県の恐竜博物館に行って、

貴女のぬいぐるみや人形を買って、


今もアダムワールドの自室に、

飾っているわ…


勇者の貴女が恐竜と受け入れられない、

女神やドハワールドの人間は、

はっきり言って見る目無いわ」



「そうなのか…そうだったのか…


僕はこのドハワールドでなく、

君が居る遠い未来に、

転生したかったな…」



私たちは、

出会い方を間違えた…



すると怪物帝国一の穏健派、

ラピスちゃんが飛び出してきた。



「栄子お姉ちゃん!勇者様!

もう喧嘩は辞めようよ!


みんな勇者様を殺す事ばかり…

こんなのやだよぉ…」



その流れを真っ先に作ってごめん!

だが可愛いラピスちゃんの涙に、

女の子好きな勇者が、

心痛めぬ筈が無い…



「そうです勇者様!

もう貴女は人間達の、

言いなりにならなくて良いんです!


大魔王陛下は全てのモンスターを守ります!

私たちコボルトがそうです!」



私を擁護していた、

内務大臣レトリーか…

確かに人間に利用され続けていた、

コボルトが言うと説得力有る…


コボルトから見ると勇者は、

かつての自分たちだ。



「てかさー無敵戦隊て、

戦士がエルフで魔法使いドワーフだし、

四分の三モンスターだよね?」



「モナカ王国より、

怪物帝国入りのが自然なんじゃ…」



確かに司祭バプテスマ以外、

全員モンスターだ!


むしろこの場に人間は、

200歳のバプテスマしか居ないのも凄い!


てか200歳の時点で、

アダムワールドでは有り得ないから、

人間やめてる様な…



「グッドフェロー!

今までの事すまなかった!

どうかエルフの里に戻ってくれ」



オーベロン王が土下座している!

私に屈したせいなのか、

全体の勝利の為ならプライド捨てる、

成長を遂げたのか…


王族エルフ兄妹に何があったか分からないが、

魔力と傲慢さ的に、

オーベロン王はグッドフェローを、

蔑み見下していたのか?



「ドルゼ…ドワーフ達にした事、

今でも許せないだが、

昔みたいに一緒にまた、

アイテムボックスの話したいだ」



ゴートはドルゼと仲直りしたいのか!

仲間の仇であると同時に、

仲間の一員だったから複雑な関係だよね!



「それにしてもそなたの、

四槍流とやら槍術指南役として、

非常に興味が有る…

是非とも拙僧と手合わせ願いたい」



百足屋は槍使い的に、

バプテスマに言い寄っている!


バプテスマも巨大ムカデが、

女神教法服着ている事に、

驚いている!



良いぞこの流れ…

私以外の怪物の騎士たちも、

無敵戦隊一斉口説きしている…


勇者だけでも大収穫だが、

無敵戦隊セットで配下にすれば、

モナカ王国も蓬莱も楽勝だ!


バプテスマは200歳の超人だし、

この際モンスターで良いや…


扶桑の食べ物持っただけの、

元人間妖怪よりはずっと、

モンスターぽいし…

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