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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第四章 恐ろしき破壊者
208/263

転生前の勇者

それは全てを破壊し尽くす


忌まわしい獣


そして全てを護るもの…

勇者は前ステータスバー見た時、

種族は人間だった筈だが…


思えば殴るより斬るより先に、

先生に引っ掻いていたのは、

恐竜ゆえ本能的に、

一番早い攻撃だったからか?



羽毛恐竜となった勇者キョウは、

女神の剣の柄を尻先で巻き付け、

足逆間接をバネの様にし、

ウニゴーレムより高く飛び上がった…


勇者は縦回転し、

その全身を弓の様にしならせ、

斬撃を飛ばした!


ウニゴーレムの光の剣の隙間に、

斬撃が命中し、

機体の回転が鈍った…


更に二回、三回、四回と、

回転斬りを行い、

ウニゴーレムは原型を留めつつ、

斬られて半壊し地面に落ちた…



ウニゴーレムは先生や、

ベルゼバブ王より強かったが、

それでも勇者には勝てなかった…


まさに恐ろしい竜!


ドハワールドのどのモンスターより、

アダムワールドの恐竜のが強いなんて…



「それじゃあ僕のこの姿を見た、

君たち全員死んでもらうよ…」



「待って勇者!

何なのその姿!?恐竜だったの!?

若本みたいにモンスターなの!?

それとも人間が恐竜に化ける魔法!?


滅茶苦茶綺麗で格好良いんだけど!?


最初その姿で和平交渉来てたら、

危なかった…」



「そうだったか…そうだったね…」



やはり勇者は、

女神の使いだ…


私の好みを認識し切れず、

他の人間の様に扱ってしまった…



「僕の真名(まことな)は、

フクイラプトル…


僕も君と同じ、

アダムワールド日本から来た…

でも時代が全く違う…

白亜紀末期から来た」



「フクイラプトル!?

本当に恐竜だったの!?


でも前にステータスバー見た時、

種族人間だった様な」



するとすかさず、

若本が私の横に現れた。



「お嬢様…

可愛らしいケモ耳を、

引っ込めてから、

ご自分のステータスバーを御覧下さい」



戻りたくなかったが、

人間の状態で見ると、

確かに種族人間…



「次は可愛らしいケモ耳時、

そして完全な狼時に、

ステータスバーを御覧下さい」



耳を出すと種族人狼…

狼になると種族ニホンオオカミ…



「これ結構適当なんだ…」



今の勇者ステータスバーも見たら、

種族フクイラプトルになっていた。

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