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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
207/263

最強のゴーレムVS無敵の勇者

「なんだいこのでっかいイガグリ!?」



「ゴーレムなぞ魔法解除で…」



「巨人どもの盾に比べたら!」



戦士グッドフェロー、魔法使いドルゼ、司祭バプテスマが、

一斉にウニゴーレムに襲い掛かった!


しかし斧も魔法も槍も、

全てウニゴーレムの光の剣回転で、

弾き返されてしまった!


強い!予想より強いぞウニゴーレム!



和平交渉を怪京城内でなく、

わざわざ荒野でしたのは、

無敵戦隊以上にウニゴーレムが、

怪京を破壊し尽くしてしまうからだ!


ウニゴーレムは猛回転し、

第一目標の勇者に突撃する!



「うわあぁあぁあぁああ!?」



勇者キョウは悲鳴を上げて、

ウニゴーレムから逃げ出した!


勇者が逃げる姿は、

私どころか誰もが始めて見るかも?


勝てる!勝てるぞ!



勇者は巨岩に追い詰められ、

女神の剣を抜いて、

ウニゴーレムの回転を受けようとするが、

止まった一振の剣で、


ウニゴーレム表面びっしりの、

三千の光の剣を、

止められる筈は無い!


後ろの巨岩ごと、

ウニゴーレムは勇者の体を、

切り刻み続けた!


ざまあ見ろ!



「おぉやった!」



「遂に勇者を倒したぞ!」



「真の無敵は、

あの光るでかい玉だ!」



味方モンスター一同は、

最強のウニゴーレムを、

認識し切れぬまま、

勝鬨を上げた。



『人々の希望が、

(つい)えると思うか?』



だが何処からか勇者の声が響き、

煤だらけだが損傷してない女神の剣が、

刻まれた岩から現れた。



そして女神の剣を起点に、

骨、血管、肉、皮が再生していく!


勇者キョウが再生している!?


エルフ女の様に、

色白で綺麗な裸しているな!

グッドフェローよりエルフぽい!



「お前たち…地獄で誇るが良い…

ベルゼバブ王にも見せなかった、

僕の本気を見せてやる…


この姿にだけは、

なりたくなかったが…」



馬鹿な!旧魔王討伐も、

本気じゃなかったのか!?



すると勇者の金髪が羽毛になり、

色白な肌に鱗が並んでいく…


口は耳まで裂けて、

鋭い爪と尻尾が飛び出す…


足は爪先立ちから、

逆間接に…



「何だあのドラゴン?」



「見た事ねえな…」



「勇者がドラゴンに!?」



「鳥ぽいかも?」



ドハワールドの一同は、

何なのか分かってないが、

私は知っている!



「羽毛…恐竜?」



勇者キョウのキョウて、

京都の京と思ったら、

恐竜の恐だったの!?

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