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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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ポイズンソムリエ

さあ骨になれ!骨になれ!



「これは…ヒドラ毒に似ているけど、

違った味わいだね…

前より奥行き有る深みで、

僕はこっちのが好きだね」



気に入ったー!?



「そこのゴーレムが調合したのかな?

毒おかわり!

むしろ紅茶要らないから、

カップに全部毒で!」



「えぇ!?」



やばい…効かないを通り越して、

おかわりだなんて…


だがゴートの毒は序の口!

今勇者が食べ始めたケーキは、

ヨルムンガンドの毒を、

固めて作った雷神殺しケーキ!


無論トールサイズだ!



「これは…初めて食べるけど、

美味しい毒ケーキだね…

海の香り…塩気が適度で、

シー・ドラゴンのかな?」



ヨルムンガンドの毒効かない!?

勇者の胃はトールより強いのか!?



「いやあ素晴らしいおもてなしだ!

僕はね…旧魔王討伐時代から、

人間達がくれる食べ物より、

魔族が盛る毒の方が好きなんだ」



普通の食べ物より!?

バルバトス王ら魔族達のが、

毒盛られたみたいな、

青ざめた表情になっている…



「なんで!?毒なのに!?」



「だって人間達は、

僕を上辺だけ見て貢ぐけど、

魔族や君は僕を本当によく見て、

一生懸命作ってくれるだろ?


このケーキを食べるだけで、

栄子が僕を想ってシー・ドラゴンから、

わざわざこの毒貰いに行った、

光景が脳裏に浮かぶよ…」



こいつ耐久性高過ぎて、

好意と悪意の区別が付かないんだ!?

執着で一纏めにしやがって…



「実はね…貴族には勇者のイメージダウンなるからと、

止められているけど、

王都セリザーの自室に毒原料集めて、

自分で調合して、

魔族の毒再現して飲むのが趣味なんだ」



なんて趣味だ!?

毒どれだけ好きなんだ!?



「で、次はどんな毒を、

用意してくれたのかな?」



「予定ではその二つまでだったけど、

さっき土壇場で、

ドハワールド1の毒を用意出来たわ」



私が扶桑に行った後、

密かに若本にヴァースキ説得させ、

なんとか世界殺し世界殺し(ハーラーハラ)を、

ヴァースキ体内から勇者体内に、

直接転送する条件で入手した!


若本より転位魔法の精度高い、

ゴートにやらせる…


もしGPSエラーみたいに、

勇者の隣の地面にとかなら、

それだけでドハワールドは終わりだ!


勇者殺せたとしたら、

その腐肉や溢れた毒でも、

かなりの被害出そうだが、

これしか無い!

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