第二次勇者討伐のゴング
そして遂に決戦の朝!
怪京城内ではなく、
近くの荒野にて和平交渉のフリした、
勇者暗殺計画始まった!
荒野にテーブルと椅子置いて、
怪物の四天王、騎士達も心配そうに、
見守りに集まっている。
「あの時モンスターの国をと勧めたけど、
まさか悪魔帝国を乗っとるとはね…」
「大魔王!今度こそブッ殺す!」
「よせグッドフェロー!」
「せめて交渉決裂してからぞ」
勇者キョウは感心し、
戦士グッドフェローは、
この前の私殺害続投しようとする。
魔法使いドルゼは拘束魔法、
司祭バプテスマは十字鞭で、
なんとか取り押さえている…
「そして君から和平交渉で、
お茶に誘ってくれるなんてね。
この前は僕に会いたくて、
わざわざ潜入してくれたのかな?」
「ええ、そうよ」
ちげーよ!
お前ら攻撃の下見だよ!
しかし油断させるためには、
ストーカーアマ勇者の、
ご機嫌取るしか無い…
ストーカーアマは着席したが、
何かをアイテムボックスから取り出した。
「栄子これ、読んだよ。
大変だったね」
外国廻る前取材された、
白昼夢魔の雑誌!ハクダクチュクチュ誌!
変色してボロボロ!
付箋いっぱい!凄い読み込んでいる!
勇者なら何冊でも買える財力有りそうだが、
敵国だから流通せず、
スパイがなんとか少数仕入れたのかな?
「可哀想に…
アダムワールド日本で、
たくさん辛い目に遭ったから、
醜くおぞましいモンスターにしか、
心を開けなくなったんだね」
むっ!可哀想…?
醜くおぞましい?
「女神様から夢枕で、
詳細聞いたんだけど、
そのメイドが魔神なんだろう?
魔神に洗脳されて人間不信になり、
殺されてドハワールドで、
醜くおぞましいモンスター達の、
お山の大将に成り果てて…」
「へえ大魔王が、
お山の大将ねえ…
身分的には三下の貴女より、
上なんだけどなあ…」
これはラップのビーフだ!
勇者の決闘と言うと、
剣士同士らしく、
格好良いチャンバラ連想したが、
先生でもギリギリなのに、
私の腕では到底無理…
なのでラッパー同士の様に、
互いが互いの神様に、
どれだけ洗脳されているか言い争う、
ディスり合いマウンティングの、
ゴングが鳴った!
腕では勝てなくとも、
舌なら負けない!