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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
202/263

夢の吉凶

第二次勇者討伐作戦の手筈は整い、

和平案のコボルト使者、

レトリー内務大臣をモナカ王国に送り、

明日遂に無敵戦隊を、

怪物帝国領内に呼ぶ…


私は豪華なベッドでサワイと寝るも、

不安を反映した夢を見た…



夢で私はアトラスの様に、

世界を背負う巨人になっていた…


ここで言う世界は、

無数のモンスター達であり、

肩に食い込むほど重い…


しかも足は裸足であり、

人間の顔をした茨が、

そこら中の地面一帯に有り、

私の足裏に刺さるのだ…


夢なのに痛みが有る様な…



「姐御、なに一人で背負ってんすか」



「栄どんだけじゃ無理なんだな」



「うぬの腕では足りぬわ」



「お嬢様、私たちにも担がせて下さい」



すると世界は神輿になり、

怪物の騎士四天王と、

分担して随分軽くなった…


そして怪物の騎士団…


ゴブリンから始まり、

最新の百足屋さん達も背負う、

怪物祭となった…



「悪夢と見せ掛けて、

楽しい夢だったなあ…」



ふと目を覚まして、

サワイのイケメンな寝顔を撫で、

二度寝すると今度は、


私の大好きな怪獣映画ノリなのに、

悪夢が始まった…



怪物帝国を、

巨大怪獣が蹂躙するのだが、

それは多頭龍であり、

勇者たち無敵戦隊の顔をしていた…


怪物の騎士四天王も騎士団も、

みな踏み殺されて、

怪京城は跡形もなく破壊される。


そして私は勇者の頭に、

喰い殺されるのだ…



「ある意味あいつらのが恐ろしい、

本来の意味で怪物だけど…


今の多頭龍なら殺されても、

納得出来たかもなあ…」



窓を見たら朝日が差していたので、

三度寝は辞めて起床する事にした。



「ほらサワイ起きて、

今日は大事な決戦でしょ」



「むにゃむにゃ…姐御もっと喰わせてえ…」



私で一体、

どんな夢見ているのやら///

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