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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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大魔王自らスパイ

しかしセリザー王宮潜入の、

格好は不満だった…



「メイド姐御めっちゃ可愛いすね♪

モナカ王国のはスカート短くて、

美味そうす️♥️」



私は近くに居たメイド二人を、

峰打ちで気絶させて脱がせ、

サワイが喰って証拠隠滅しつつ、


二人でメイドに化ける事にしたのだが…



「サワイその姿…

はぁ…」



「よく見て下さい、

姐御が嫌いな人間態じゃないすよ。

角や尻尾有るし、

ここに皮膜有るドラゴニュート形態す!」



確かにワイバーン故に、

背中に羽根ではなく、

中指、薬指、人差し指に、

魚人や河童や仏の様な皮膜有る。



「先生一家みたいに、

頭が竜のままの、

ドラゴニュートのが好きだけど」



「それだと目立つでしょ!

ダークエルフメイドの姐御も可愛いす️♥️」



私が人狼とモナカ王国にも、

広く知られているので、

頭のケモ耳は引っ込めて、

一番私に近い亜人になった。


耳引っ張ったら、

結構尖らせれるもんだなあ…



茶や菓子をワゴンで運ぶフリして、

王宮内を散策すると、

『大魔王対策本部』なる、

そそられる看板の部屋を発見した。


中に入るとそこには、

無数の魔法の大鏡が並んだ、

オペレーションルームが有った!


剣と魔法の異世界で、

こんなSF寄りの作戦司令室有るとは!



私は怪物帝国で脅威ゆえに、

勇者を怪獣扱いして、

作戦会議する自分たち怪物が、

人間ぽいなあと薄々思っていた…


だがモナカ王国側では、

私達を怪獣扱いしてくれて嬉しい!


貼り紙には、

『第一次警戒体制 占い、予言、霊視いずれかで、

大魔王進撃予定を察知した時。

第二次警戒体制 魔法の鏡、精霊魔法、スパイが、

大魔王進撃決定を目視した時。

第三次警戒体制 訓練、兵站でモナカ王国攻撃の具体的準備を、怪物の騎士団が開始した時。

第四次警戒体制 怪物の騎士団進撃開始を確認した時』


と物々しく書いてある!


私は興奮しながら、

お茶やお菓子を配り歩くと、

司令席に座る立派な若い男が居る。


見覚え有る恐ろしい四人が、

立っていた…



レン若王と勇者ら、

無敵戦隊だ!



「奴ら扶桑、蓬莱から、

モナカ王国に侵入したな…」



「この王都セリザーにも、

潜入した様ですね」



今すぐ横に居るよ!


私とサワイは気付かれない様に、

レン若王や無敵戦隊に、

お茶やお菓子を配った。

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