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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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異世界中華

「それとわしは、

旅の手続きはしても、

転居の手続きはしておらなんだし、


百足屋の転居手伝いにも忙しい故、

蓬莱には南蛮竜と行け」



「えー!?蓬莱は敵国だから、

扶桑より危ないんじゃ…

一緒に来てくださいよ~」



「南蛮竜と魔神がおれば、

大丈夫であろう」



「へっへっへ…ようやく新婚旅行なりましたね…」



「だから遊びじゃないと、

言ってるでしょ!」



こうして私はサワイと、

二人で若本転位ゲートから、

蓬来の首都洛陽に向かった。


北京や長安じゃないんだな…



しかし訪れた洛陽は、

北京に近かった!



洛陽城は紫禁城みたく、

城壁に巨大な麒麟の顔写真が、

掲げられている…


なるほど扶桑が黄龍なら、

蓬来は麒麟か…


どちらも東西南北中央の、

地属性で黄色だからな…


麒麟は理想的な、

君主の統治に現れる聖獣だが、

ドハワールドでは自ら君主なのか…


首から上だと、

龍や龍馬との区別難しいが…



『因みにお嬢様、

蓬莱は帝国でなく共和国で、

麒麟は皇帝や王ではなく、

国家主席ですよ。


まあ代々麒麟の一族が世襲するので、

帝国時代と変わらないですが』



若本からの天の声!

異世界で共和国珍しいが、

北朝鮮みたく形だけか…


服装はチャイナドレス着たかったが、

清朝でなく明朝に近く、

和服に近い漢服…


私は扶桑での和服のままだが、

馴染んで目立たないな…



服装や建物は清朝以前だが、

自転車や自動車の数は、

ひと昔前の中国さながらだ!


自転車は流石にチェーンではなく、

巨大な前輪にペダルのタイプだが、

蓬莱人達は器用に乗りこなしている…


自動車は馬無い指南車で、

前の方向示す小さな人形が、

ロールスロイスのエンブレムみたいだ…



そして空は、

エルフの里みたいな飛行艇や、

トルキスタンの空飛ぶ絨毯は無いが、


元道士兵や瑞獣で、

生身で飛んでいる者が多い…


雑技団の様に、

凄い体勢のも更に凄い!



「ううーん蓬莱、

仙術で文明レベル高いなあ…

昭和後期くらい?

これエルフの里みたいな局地でなく、

他都会もなんだろなあ…


流石ドハワールド一の大国…」



『お嬢様、チャイナドレスでしたら、

私が御用意しますよ』



すると私の腹はいつの間にか、

扶桑和装から、

赤いチャイナドレスに変わった。



「おぉ姐御!足めっちゃ美味そうすね♪」



洛陽には無反応だったサワイが、

スリットには凄い反応している!


しかし蓬莱では馴染み無い服装と、

馴染み無いワイバーンは、

非常に目立ってしまった…

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