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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
183/263

祖父と孫

吉田家は御所を守る様に、

大通り前辺りに有った。


他の公家屋敷よりは小さいが、

私の旧家やハイカー王宅より、

広大な武家屋敷だった。



「では私は仕事が有りますので、

これで…」



そう言って下ろすと龍お姉ちゃんは、

御所の方に飛んでいった。



「旦那様お帰りで…ひっ!?

そのお嬢さんもしや…」



「当然なり」



確かに人間の使用人、

中間のおじさんは私を見て、

怯えている…


文で私の話を聞いた様だ。


セイゴクー王の人間妻と同じく、

先生の使用人なら人間でも、

今は見逃す…


どうせ扶桑は妖怪化、

かなり簡単だし。


庭は苔むしていて風情有るが、

池の鯉が気になった。



「あの鯉もしかして…」



「いかにも!

そうれ!わしが帰って来たぞ~♪」



「わあい!お爺々(じじさま)~️♥️」



そんなお年玉感覚で、

鯉に餌やり!?孫だから!?


この鯉達の何匹が、

登竜門上れるだろうか…


あと先生も、

孫には甘いんだな…



「てかジジイって魚喰ってたけど、

間違えてその孫喰わないのか?」



「うぬとて、

無精卵と有精卵は、

間違えなかろう」



サワイと先生の、

東西竜同士ならではの、

ドラゴントークだ!?



こうして先生はようやく、

玄関の引き戸を開けた。



「むっ!?これは…?」



吉田家の玄関口には、

隈取りした白熊の浮世絵や、

置物、木彫りが飾られていた。



「先生そのホッキョクグマ、

何なんですか?」



「分からぬ…武者修行に出る前は、

こんな物無かった…」吉田家は御所を守る様に、

大通り前辺りに有った。


他の公家屋敷よりは小さいが、

私の旧家やハイカー王宅より、

広大な武家屋敷だった。



「では私は仕事が有りますので、

これで…」



そう言って下ろすと龍お姉ちゃんは、

御所の方に飛んでいった。



「旦那様お帰りで…ひっ!?

そのお嬢さんもしや…」



「当然なり」



確かに人間の使用人、

中間のおじさんは私を見て、

怯えている…


文で私の話を聞いた様だ。


セイゴクー王の人間妻と同じく、

先生の使用人なら人間でも、

今は見逃す…


どうせ扶桑は妖怪化、

かなり簡単だし。


庭は苔むしていて風情有るが、

池の鯉が気になった。



「あの鯉もしかして…」



「いかにも!

そうれ!わしが帰って来たぞ~♪」



「わあい!爺上~️♥️」



そんなお年玉感覚で、

鯉に餌やり!?孫だから!?


この鯉達の何匹が、

登竜門上れるだろうか…


あと先生も、

孫には甘いんだな…



「てかジジイって魚喰ってたけど、

間違えてその孫喰わないのか?」



「うぬとて、

無精卵と有精卵は、

間違えなかろう」



サワイと先生の、

東西竜同士ならではの、

ドラゴントークだ!?



こうして先生はようやく、

玄関の引き戸を開けた。



「むっ!?これは…?」



吉田家の玄関口には、

隈取りした白熊の浮世絵や、

置物、木彫りが飾られていた。



「先生そのホッキョクグマ、

何なんですか?」



「分からぬ…武者修行に出る前は、

こんな物無かった…」

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