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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
179/263

古代核戦争の戦後

シャングリラ王宮の謁見の間は、

蛇だけあって曲線多く、

柱までスプリング状で、

クンダリニーがヨガで昇るエネルギーと、

分かりやすかった。


そしてインドの龍と言うと、

コブラを連想したし、

肖像画のカーリヤ先王はそうだが、


クンダリニー王は意外にも、

ニシキヘビだった。


玉座上にトグロ巻いている…


毒無い蛇は獲物に、

巻き付くからだろうか?


ヨルムンガンドに比べたら、

遥かに小さいとは言え、

ニシキヘビよりやや大きかった。



「おぉ大魔王!?

わざわざ怪物帝国からお越しに!?

モナカ王国の侵攻には、

我々も手を焼いています…


蓬莱も面倒ですし、

是非とも我がシンドと軍事同盟を」



「クンダリニー王、

それは願ってもない事だけど、

アグネア有る?


モナカの勇者どもに、

使いたいんだけど!」



「アグネア…ですか…」



クンダリニー王は、

触れられたくない過去を、

土足で踏み込まれた反応をした。



「アグネアもアストラも、

昔は沢山有りましたが、

今は有りません…

設計図もノウハウも」



「何で!?アグネアなら、

モナカ王国や蓬莱に、

楽勝出来るじゃない!?」



「人間と羅刹もそう思い、

シンド内でアグネア撃ち合い、

その際で両者は滅びました…」



「そんなあ…羅刹もチートばかりだから、

口説いて怪物帝国入りさせたかったのに…」



全神話でも特に強いインドの神々と、

羅刹や修羅は戦争出来る上に、

頻繁に天界から追い出して、

しょっちゅう世界征服するので、


あの安易な女神一柱程度なら、

余裕だろうに…



いやでも人間大好き女神は、

モンスターがいくら崇めて修行しても、

梵天みたく無敵にはしてくれないか…


そもそも自分も脅かす力与える、

梵天のがおかしいか…



「でもさっき街中で、

人間いっぱい見たけど!?」



「民は全員夜叉です、

人間に擬態するのが上手いんですよ」



「全員亜人は嬉しいけど…

そもそも何でアグネア、

設計図すら残ってないの?」



「人間と羅刹が滅んだ事を、

技術を与えたガンダルヴァは恐れ、


残っていたアグネア、設計図全てを破棄し、

自分たちの記憶からも作り方を消し、


戒めとして恐ろしかったと言う、

抽象的な伝承しか残してません…


発射によく使われた、

ヴィマナさえも…


私も生まれるずっと昔だから、

殆どお伽噺ですね…」



ヴィマナなら、

古代インドの飛行機か!


シンドでは神様でなく、

遊び人モンスターのガンダルヴァが…



そういやインド神話の本読んでて、

ずっと気になっていた…


何で核兵器ホイホイ撃つなら、

何で原子力発電所作らないのか?


何でヴィマナで飛べるなら、

物流や旅客機で使わないのか?


あの技術を民間利用すれば、

民はかなり豊かな、

暮らし出来るのでは?と…


戦争技術を平和利用前提な、

アダムワールド現代人ならではの、

疑問を抱いていた…



私とかに悪用恐れて全廃棄したのか…


インドの神々ドハワールドのガンダルヴァは、

アダムワールドの現代人より、

賢いのかも知れない…

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