表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
172/263

非接触挨拶と発案開始

次はゴートのアイテムボックス内で、

極秘のゴーレム製作会議…


どの案が勇者倒せそうか決める、

ゴーレムコンペが開催された!


私も提案する!



すると見慣れない、

ミノタウロスに似ているが違う、

中国ぽい牛獣人が居た。



「貴方誰!?

ミノタウロスの蓬莱の親戚!?」



すると中華ミノタウロスは、

掌を前で重ねる挨拶、

作揖(さくゆう)をした。



古代の中国、朝鮮、日本では沖縄でやった、

掌使う挨拶、拱手(きょうしゅ)の一つか…


しっかり男がやる、

左手が外側のやつだ!



ドハワールドは中世レベルだが、

古代まで女は拱手やらなかったから、


私は左拳を右手で包み、

左腰に当てて少し膝を曲げ、

お辞儀する万福で返した。



「これはこれは!

大魔王陛下は蓬莱挨拶を、

そこまで御存知とは…


我は蚩尤(しゆう)

吉田殿から文を貰い、

怪物帝国に馳せ参じました。


是非とも臣下に加えて欲しく」



蚩尤!あらゆる武器兵器を発明した、

あの古代中国の戦神!


黄帝に退治されてない様だな…


武官ぽい抱拳でなく、

文官寄りの作揖な辺り、

ドハワールドでは指揮より、

鍛冶寄りだから助かった?


何にせよ凄い鍛冶モンスターが、

追加されたなあ…



取り敢えず黒板前に机と椅子が並び、

鍛冶モンスター達が順番に提案!


先ずは魔法将軍でもある、

ゴートから…



「おらはこの、

ゴーレム勇者なんだな!

勇者は自分の一万倍の斬撃に耐えたから、

このゴーレム勇者は、

勇者の十万倍の強さ!

百万倍の防御力なんだな」



確かに数字だけ見れば圧倒的だし、

無敵戦隊の前に立ちはだかる、

イメージイラストは、

勇者の二倍の身長で強そうに見える…


正直それ採用したい…


だが勇者はまだ底知れない上に、

性能上、体格上のメカ怪獣は、

それだけで敗北フラグで不吉だ…


そもそも巨人達も、

既に圧倒されていたし…


いや、フィクションとノンフィクションを、

混同してはいけないが…



次はサイクロップスのサイク発案だ。


サイクロップスだけあり、

一つ目のバックベアードに似た、

ゴーレムぽくないゴーレムだ。



「私はこの、

コントロールゴーレム!


人間どもを複数同時に操り襲わせれば、

奴等を守る勇者達は、

抵抗出来ず一方的にやられる筈!」



ますます悪役ぽい、

卑劣な作戦ではあるが、

確かに人間の守護者なら、

人間を攻撃出来ないだろうから、

有効かも…



「それもう魔族が、

夢魔にやらせたぞ」



「え!?」



「一般人どころか、

レン若王や司祭バプテスマも操り、

夢で攻撃させたらしい…」



「でも勇者が妄想で出した、

大魔王陛下が奴を助けたとか」



勇者め!何て夢見てんだ!?

私を都合良く扱いやがって…


こうしてサイクの発案は、

即効没になってしまった…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ