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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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立ち向かう蛮勇気

「ゴートは新ゴーレム製造に徹して、

私は若本の転位魔法で、

トルキスタン、シンド、扶桑回るから、

サワイと先生ついてきて」



「へっへっへ…

姐御と新婚旅行みたいすね♪

ジジイが邪魔だけど!」



「そんな事言わない!

これは遊びじゃないから!

武者修行して来た先生が、

外国一番把握してるでしょ」



しかし先生はサワイに言い返さず、

先に気になってた報告をした。



「それと異国に行く前に、

今回の敗戦で、

怪物帝国内で一揆多発しておるぞ」



「えー!?また内乱!?」



「悪鬼どもは王位を稚児に戻し、

悪魔帝国に戻ろうと、

特に大栄で騒いでおるぞ」



異世界まで来て、

原理主義を聞くなんて…


第二王都オメガを、

私の名前に変えたのが、

逆にまずかったのか…?


てかこの前行った時、

魔族やる気無かった割に、

反発には本気出すんだ…



「魔族なら僕が行きます…

メフィストフェレス行くぞ」



担がれているバルバトス王が、

こちら側だから何とかなるかな?


しかし会議室出ようとした魔族二体を、

先生は少し止めた。



「あ、待て稚児。

もしかしたら悪鬼どもも、

ここでの戦鬼一揆同様、


最中王国の忍者から、

金を貰っていたかもだから、

出来れば奴等の軍資金も調べよ」



「えー!?またオーガが下剋上!?

窓から外見ても、

平和に見えますが…」



「ここに来る前ぞ。

うぬが着替えに手間取る間、

扇動していた戦鬼旗本を、

わしが中央広場で、

晒し首にしておいたからな」



あの官僚オーガか…

また逆らって先生にやられたのか…

今回とうとう粛清されたんだ…



「戦鬼旗本はうぬの首を手みやげに、

最中王国に降伏する事で、

自分たちだけ勇者から助かろうと、

目論んでおったからな…


魔神の説得より、

見せしめが効果的よ」



いつぞや先生が言ってた、

私を人間に売ろうとするモンスターか…


私ならまた官僚オーガも、

「めっ!」で済ましかねないし、

その隙に私の首を刈りかねない…



しかし官僚オーガ、

本当に反発の化身だなあ…

反抗期だったのかな?


内乱は反抗期では、

済まされないけど…



そういやこの会議室に、

ラピスちゃん女王は居ても、

ドーナ女王は見当たらない辺り、


まだオーガ面倒続いてんだなあ…



てか怪物帝国、

江戸時代レベルの処罰だなあ…


こう、アダムワールド現代日本人としては、

せめて戦後レベルくらいの、

三権分立出来ないかなあ…


これから異世界でモンスターの、

法整備までしなきゃいけないなんて…

人間より手間掛かるかも…



「それとサワイ、

ここに居るの殆ど、

亜人モンスターだけど、

怪獣軍団の獣型モンスター達は、

今何しているの?」



「俺の配下は俺より、

勇者たち恐がってて、

使い物ならねえっす!


フェニックスは水魔法拘束、

解いたんすけど」



獣ゆえに本能的に、

無敵戦隊を恐れるのか…


特撮の怪獣、怪人はよくぞ、

毎回ヒーローに立ち向かう勇気、

有るもんだなあ…

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