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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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石化と転位の精度

「まあわいはバジリスク、コカトリス飼ってて、

過労死せん転生者は、

石化させて倒すんやが、

石化しても解除する転生者も、

結構おるからな…


そういう時は数回石化させるんや。


武勇轟く勇者はんには、

万全を期すために、

バジリスク、コカトリスを二匹ずつ、

部下に持たせて、


ゴーゴン三姉妹やダメ押しに、

カトブレパスも盛って、


一度に八倍石化させたんや」



八倍!?私がハイカー宅行った時は、

バジリスク、コカトリス一匹ずつと、

ゴーゴン三姉妹の五倍と思ったら、

もっとだったとは…



「でも奴はそれで、

3秒ほど動き止まったから、

その隙に部下でハンマーで、

砕かせようとしたんや…


でも奴は自力で石化解除し、

動いてハンマーを掌で受け、

ハンマーも部下の体も潰しよったんや」



八倍石化させても!?

確かにオークも一捻りだろな…



「なのでわいは、

今後無敵戦隊に手を出さず、

食料、路銀、宿提供を条件に、

見逃してもろたんや…


まあ勇者のイベントや関連グッズで、

それ以上の収益出したけどな」



転んでもタダでは起きない!

さすがハイカー王だ…


頭とコミュ力で、

その体の不利を補って余りある!

最弱でも最賢だな!


しかしまあ勇者のが、

怪獣映画の怪獣ぽいな…


賑やかし程度に思っていた、

作戦会議の人間達の気持ちが、

段々分かってきた…


「ありがとう、

みんなの意見、

参考になったわ…


作戦案もセイゴクー王以外、

全員採用するわ」



「キッ!?」



「そもそも勇者は最初、

私に和平案とモンスターの国建国を、

提案するお茶会開いた…


つまりこちらが、

和平お茶会開いたら、

奴は喜んで乗るわ」



「じゃあ勇者様とも、

仲良しなれるんだね️♥️」



「いやラピスちゃんそうじゃない…

ケイン参謀が言った毒殺案!


私は他国にはヒドラより強い、

毒有るドラゴン知ってるから、


私自ら提供してもらうため、

口説きに行くわ…


そして勇者のお茶やケーキに、

毒混入する!」



「そんなあ…」



「ふふふ…」



「フェフェフェフェ!」



ラピスちゃん女王はがっかりし、

ケイン参謀と羽根の魔女は、

採用喜んだ。



「無論それで駄目だった時のため、

勇者を倒せそうなゴーレムを、

私が毒調達までの間に完成させといて。


私もこの後すぐ、

製作会議に行くわ」



「分かっただ」



「それとゴート、

前から気になってたんだけど、

魔法使いドルゼも転位魔法使えたよね?

何であのお茶会時だけ来たの?」



「ドルゼも転位魔法使えるだが、

おらみたいに対象の目の前でなく、

半径1キロ以内までなんだな」



「半径1キロ!?」



てかこの世界メートル法だっけ?

モンスター会話機能の、

翻訳の都合かな?



「昔の魔族は強いゆえに、

拠点で待ち構えるから、

それで十分だったんだな。


今の魔族は素早く奇襲するから、

おらたちにたどり着く前に、

足止めされてその間に、

おら達が範囲外に移動パターンだ」



やっぱり今の魔族の、

足止めのおかげかあ…


バルバトス王本当にありがと!


てかそんな大雑把なら、

確かに索敵要員として私が、

必要だったんだなあ…」



「私も転位魔法は使えますが、

ドルゼ様よりは正確に出来ても、

ゴート様ほど正確で一度に大軍は、

無理ですね」



若本は本当にそうなのだろうか?

ゴートを立てるために謙遜?


ともかくゴートの魔法は凄い!


もっと強い魔法使い沢山出ても、

転位魔法正確さ、アイテムボックス広大さ、

あと色んなゴーレム製造と汎用性高く、

今も頼れる後衛要員だ。

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