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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第三章 滅ぼすもの、滅ぼされるもの
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作戦会議

「何言ってんだ?

奴はモナカ王国の戦い教える役、

俺らより良い物喰ってるぞ!」



サワイがなかなか、

悲しいヤジを飛ばした…


確かにモナカ王国は、

我々怪物帝国より豊かである。



「そう!餌はあくまで、

油断させるための口実です…

実際は毒を混ぜて暗殺します!」



毒殺!?

味方に誰も犠牲出ないが、

卑怯極まりない様な…


先生は武士道どうのと、

反対しそう…



「犬よ!良いな」



乗り気だったー!?



「先生、一度剣を合わせた相手に、

武士道とかは?

修行して新技会得とかは…」



「何を言う!?

先ほどすら奴は本気で無い!

殺せるなら手段を選ぶな!」



ポール・バニヤンを秘密兵器ごと斬って、

まだ舐めプ!?


確かに私達が混乱している今、

追い討ちかけたら怪京を、

マークの街に戻せそうだけど…



城壁外には勇者パーティでなく、

普通のモナカ軍しか見当たらず、

栄系で返り討ち出来ているが…



「うーんじゃあ、

毒殺を採用…」



「それには反対です」



するとバルバトス王が、

立ち上がった。



「何で!?やっぱり卑怯で、

プライド傷付くから?」



「それも有るには有りますが…

実は勇者毒殺作戦は、

父上の時代から何度も有りました…


人間に化けたり、

人間を脅したりで、


勇者に与えたパンにヒドラの毒を、

染み込ませた事も有りました」



ヒドラが魔族に毒を、

利用されたとか言ってたのは、

その時勇者対策でだったのか!



「ですが勇者は効かないどころか、

美味しそうに平らげてました…


他にも勇者を分析して、

様々な毒を混入しても無駄でした」



ヒドラパン美味しく頂いた!?

ヘラクレスでも死んで、

不死身なら苦しみ続ける猛毒だぞ!?


どんな胃袋してんだ!?



いや、でも他の神話には、

ヒドラより強い毒を持つドラゴンも居る!


このドハワールドなら、

ヨルムンガンドもヴァースキも、

実在する筈!



すると今度は、

ラピスちゃん女王が手を上げた。



「みんな危ない話はやめて!

勇者様とも人間とも、

一緒に仲良くしよ♪」



うん…ラピスちゃん…

確かにそれは、

何より一番なんだけど、


それが出来なかったから今、

戦争してたんだよ…

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