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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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敗戦

「うおおおお!勇者様に続けえ!」



士気が最高に上がった、

モナカ王国軍は、

巨人の死体を乗り越え、

迫ってくる…



「撃て撃てー!」



オーガ兵やオーク兵が、

栄系でモナカ兵を撃ちまくり、

これで勝てる筈だった…


だが何と!モナカ兵は初めて見る筈の、

連発銃に一切怯まず突っ込んでくる!


仲間の死体も平気で踏みつけ、

飛び越し向かってくるのだ!


なるほどモナカ王国、

確かに超大国なるのも納得な、

兵士の勇敢さだ!



ブルドーザーシールドには圧倒されたが、

栄系で射殺は恐くないのか!?



「無駄だ亜人ども!

裁きの槍を喰らうが良い!」



司祭バプテスマの十字槍は、

何と!光の刃と柄が鞭状態になった!

両手だから計八本の鞭!



オーガ兵やオーク兵を弾丸ごと、

一掃した!


防御や威力では勇者に劣るが、

攻撃範囲や手数では勝っている!



「ぬう!槍使いでなく鞭使いか!?」



「この前のドラゴニュート!

勇者を鍛えたわしは、

勇者より強いぞ!」



更に司祭バプテスマは、

両足底からも十字槍を出して鞭にし、

計十六本も鞭打ちする!


妖術や尻尾や顎使っても、

先生に手数で勝っている!



「オラァ!死体ども!地獄に帰りな!」



戦士グッドフェローが斧を振り下ろすと、

地割れにアンデッド軍が飲み込まれ、

土葬されていく!



それでいて先ほど蜂の巣になった、

モナカ兵は魔法使いドルゼが、

直ぐに蘇生させている!


だから死ぬの恐くないのか!



そして勇者もニーズヘッグ輿や、

クロノス王に狙いを定めた…



「久しぶりだねクロノス、

まだ人形遊びしているのかい?

それとも栄子が生き人形かな?」



「ゆ、勇者…ガクブル!」



今まで強気だったクロノス王は、

自分より遥かに小さな勇者に、

腰を抜かして怯え始めた。


影武者ゴーレムと気付いたのかと思ったが、

あくまでクロノス王の趣味に、

突っ込んだだけか!?



「引け!全軍引くんだ!」



私が影武者ゴーレムに、

撤退命じようとしたが、

その前に影武者ゴーレムが、

先に撤退命令をかけてくれた。



「逃がすか!」



怪物の騎士が撤退する、

転位ゲートに、

戦士グッドフェローも飛び込もうとしたが、


ヒドラが猛毒を撒き散らし、

アジ・ダハーカが千の魔法を、

乱発しまくって殿(しんがり)してくれた。


ヒドラとアジ・ダハーカも無事撤退したが、

私たち怪物帝国は敗戦した…


せっかく攻め落とした、

ネイサンの街も奪還されて、

国境は元に戻ってしまった…



味方いっぱい増やして、

あんなに準備したのに、

まだ勇者との差は埋まらなかった…

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