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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
162/263

恐るべき援軍

そしてモナカ王国の、

航空戦力も来た…


ワイバーンに乗る、

竜騎兵居ると聞いたが、

私が最初に従えたのがワイバーンと、

認知されテイムを恐れてか、


魔法の絨毯の編隊だった…



なるほど絨毯ならば、

ワイバーンや箒より沢山積めて、

爆撃機にもなる…


隣国の中東ぽい、

ラミスタンから大量購入したのだろうか?



だが巨人を狙った弓矢、爆弾、攻撃魔法は、

巨人の肩に乗せたエルフ兵の、

防御結界が防いだ…


エルフ兵は防御に専念させ、

攻撃は栄系四七を持った、

ゴブリン兵に専念させている。


機動力高いサスカッチ兵には、

戦況に応じてゴブリン兵を援護射撃。



魔法の絨毯は布なので、

栄系の7.62㎜弾であっさり蜂の巣だ。



よしんば銃撃をかわした魔法の絨毯も、

サワイが従える空飛ぶモンスター達の、

炎で焼き払われた!



巨人兵は下や前どころか、

上や後ろすら防御は完璧なのだ。



おまけに魔女達の占い、

西洋版風水と言える地政学で、

進行方向に崖、沼、落とし穴が無いか、

探っているから巨人兵も安心だ。



勢いで国境沿いの、

ネイサンの街を城壁ごと破壊し、

村々も舗装していく!



ジャンジャンバリバリ進軍するが、

モナカ王国軍の増援は、

もう奴らの最終兵器でもある、

切り札を切った!



「へぇ、こんなに統率取れた、

巨人初めて見たよ…

栄子やるもんだね」



私たち怪物が最も恐れ、

奴ら人間が最も頼る、

勇者キョウだ!


既に豪華な装飾の、

女神の剣を抜いている!



「うわー!?勇者だー!?」



「今の俺たちなら勝てる!

撃て撃てー!」



怪物の騎士団は動揺したが、

ゴブリン兵もサスカッチ兵も、

全員勇者に一斉射撃した。



だが勇者は先生と違い、

銃弾を攻撃とすら認識してないのか、

一切剣で払おうともしない…


鎧どころか服や肌まで、

当たった7.62㎜弾がひしゃげて落ち、

眼球に当たった弾も、

同様にひしゃげて落ちる…


勇者にとって銃弾は、

まばたきするまでもない、

虫や目薬以下の存在なのか!?



「何で鉄砲がそんなに、

連射出来るかは分からないけど、

岩を投げ付けられるよりは、

マシだね」



勇者キョウは剣を構えて、

一人突っ込んで来た!



そして気が付くと、

真ん中の巨人が一人血を流して倒れ、

乗っていたサスカッチ、ゴブリン、エルフ兵が両断され、

ブルドーザーシールド裏の吸血鬼は、

下敷きになった!



よく見るとブルドーザーシールドと、

巨人の心臓に穴が開いている!

勇者が貫通弾さながらに突っ込んだのか!



「モナカの兵よ!怪物帝国は無敵じゃない!

一気に雪崩れ込むんだ!」



「さすが勇者様!」



「わー!」



倒れた巨人頭上で、

モナカ王国軍を鼓舞している!


やはり勇者強い!



「そうれそうれ!巨人ども!

そんなもんかい!?」



すると右端から順番に、

ブルドーザーシールドごと巨人が、

カッターで段ボールを切る様に、

真っ二つにされていく…


戦士グッドフェローが巨斧で、

切り払いながら迫っている!



今度は左端から順番に、

ブルドーザーシールドごと巨人が、

心臓を次々穴を開けて倒れていく!



「この様な盾なぞ我らには、

熱い牛乳の膜以下よ!」



司祭バプテスマが両手の十字槍で、

突き刺しながら迫っている!



そして空飛ぶモンスター達も、

いつの間にか撃墜されて、

フェニックスだけは不死ゆえか、

水魔法で拘束されて落ちた!



「怪物退治なぞ、

飽きるほどしたからな」



魔法使いドルゼの、

攻撃魔法か!


無敵戦隊は勇者の仲間だから、

漠然と強そうな印象だったが、

こんなに強かったのか!


てかこいつらと渡り合った、

旧魔王と昔の悪魔帝国、

強過ぎだろ!


あっという間に、

戦況は覆されてしまった…

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