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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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仔犬とふれあい

訓練所裏でラピスちゃん女王どころか、

完全猫型タイプまで、

全員正座して並ぶケット・シーの、

シュールさに驚きつつ、


私はコボルトが居る、

市場に向かった。



まさに人間の食料品を、

野犬が好きに荒らす現場であり、

掃除が面倒そうな散らかし方だ…


他モンスターが使う前に、

本人達に掃除させようかな…



しかし食い散らかしパーティも、

私に気付き始めるとコボルトは固まり、

シーンと静まり返った…



そうか!カノー王からの話では、

私はダンジョン前時代より、

もっと恐いボスになってしまったのか!


いや貴方達コボルトは、

エルフと違って、

パワハラする理由無いよ!?



現にカノー王は私を見て、

お腹を見せる服従ポーズしている…


唯一私に舌を出して、

尻尾振っているゴールデンレトリバーが、

私に肯定的らしい内務大臣だな。



「グルルル…」



二匹だけ私に、

唸っているコボルトが居る…


カノー王の隣に居る土佐犬、

男らしい闘犬化粧回しではあるが、

私に反対派の王妃かな?


軍帽みたいなの被っていて、

一番狼ぽいシベリアンハスキーは、

将軍だな…


私は完全狼になったが、

コボルト達の反応は、

あまり変わらなかった…


種族的に近付いても、

警戒心は変わらないか…



そして柴犬コボルトと、

その後ろにこの前の、

豆柴コボルトを見付けた!


柴犬コボルトが、

父親か母親か分からないが、

子どもを守ろうとしつつ、

震えている。



「また恐がらせてごめんね」



私は敢えて、

親子コボルトに腹を見せる、

服従ポーズをした。


すると豆柴コボルトは、

警戒心を解いたのか、

恐る恐る駆け寄ってきた。



「クゥ~ン、クゥ~ン」



豆柴コボルトは尻尾を振り、

私の顔を舐めたので、

許してくれた様だ。



王妃コボルトと将軍コボルトも、

唸るのを辞めていた。



「さすが大魔王陛下!

我らコボルト全体を手懐けましたか!」



ケイン参謀!

ずっと静観していたのか…


私はコボルトと打ち解けたが、

雰囲気止まりで、

結局このシェパードコボルトとしか、

話してない!?



「ここオークや元人間に、

また市場させるから、

食べ終わったら掃除させといて」



「我々コボルトには難しいですが、

なんとかやらせます!」



「それとケイン参謀、

貴方は見所有るから、

うちの参謀一同と引き合わせるわ」



「引き抜きですか!

これはカノー王を、

追い越しそうですな~」



「それと前に、

人狼(ワーウルフ)犬人(コボルト)原種と聞いたけど、

今何処に居るの?

私自分以外の人狼見た事無いけど…」



「あぁ我々コボルトがそうですよ、

人間と共生したワーウルフがコボルトになり、

野生に留まったワーウルフ達を、

我々が人間と滅ぼしました。


しかし人間達は我々に手を余らせ、

捨てられたり逃げたりしたコボルトが、

群れになったのが今の我々の群れです」



カノー王配下コボルトは野犬なんだ!?

コボルトはアダムワールドの犬と、

同じ歴史を歩んでいたのか…



次はケイン参謀を連れてった、

若本の暗黒軍団…


王宮地下に行くとそこでは、

魔女や吸血鬼が元人間モンスターと、

サバトを行っていた!


未成年の私には、

とても語り切れないので、

ここの詳細は伏せておく…

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