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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
152/263

偉大なる大魔王

よく見るとエルフやホビット、

ケット・シーの女も居る…


人間はともかく亜人なら、

怪物帝国としては救助せねば!



「もうダメ~!」



「人形が動くな!フン!」



なんと!止めるの耐えきれず、

ポーズを解いて座り込んだ人間の女を、

クロノス王は踏み潰したではないか!


人間だったから良かったが、

これが亜人だったら…



「えーと人間はまだしも、

亜人の女は解放して欲しいんだけど…」



「ははは!何を言う!

今の床に飾った生き人形は三軍!

棚に飾るのは二軍!


一軍になれば机に飾ったり、

余自ら撮影したり絵に描いてやる、

名誉を与えてやるのだぞ」



クロノス王にも、

お気に入り順有るのか…


いや本物の人形でやれよ!

生きた女に強いるなよ!


この世界が魔法で、

既にカラー写真実用化は知っているが、

クップくんが見せたキリナ含め、

変態ゴリ押しの悪印象ばかりだ…



「小魔王と侍女なら、

一軍にしてやっても良いぞ!」



すると気が付くと、

私と若本は、

クロノス王の机に乗っていた!



「余は時間も操れるのだ!

時間を止めれば全ての女は生き人形!

小魔王は白か…大人しいな…

侍女は黒とは派手だな…


貴様ら変わった下着だが良いぞ!」



こいつ時間を止めた隙に、

机に乗せただけでなく、

私達のスカートもめくってたのか///


アダムワールド下着は、

初めて見た様だが気に入るな!


てか巨神のクロノスと、

時間の神クロノスは、

同名の別神格なんじゃ…



「てかうちの侍女、

魔神様なのに、

そんな無礼良いの!?」



「はっはっは!何を言う!

魔神様と言えば世界を支えておる!

そんな小さくて可愛い訳あるまい!」



なるほど巨人にとっての魔神は、

アトラスなのか…

クロノスから見たらアトラスは甥だが、

世界を支える時点で別格か…


若本なら直ぐに、

アトラスにもなれるだろうが、

今から世界支えさせても、

どう見せれば…


てか生き人形や時間停止やアトラスとか、

クロノス動き止めるの好き過ぎだろ!



「大きければ大きいほど偉く、

小さければ小さいほど卑しい!

ゆえに魔神様は偉大で、

卑小な貴様らは飾られておけ!」



「大きい上に時間止めれるなら、

さぞ強いんでしょうけど、

卑小な勇者に勝った事有るの?」



「そ、それは…」



今度はクロノス王自身の、

動きが止まった…


クロノス王でも、

勇者には勝てないのか…



「だが貴様らには勝てる!

貴様らもずっとそこで、

生き人形になっておけい!」



交渉決裂…

プライド高過ぎるので、

オーベロン王みたいに、

強攻手段しか無いか…



「若本、私を巨大化」



「心得てます」



すると私の体はみるみる大きくなり、

王宮の天井も突き破った。



「大きければ大きいほど、

偉大なのよね?

卑小な貴方は私の生き人形に、

なって貰おうかしら?」



「ぐぐぐ…」



「時間止めても無駄よ!

私の侍女は魔神様と言ったでしょ!

貴方より時間を操れるわ」



「分かった…

大魔王と認める…」



こうしてクロノス王も従え、

亜人女は全員救助した。


巨人が味方になれば、

私が温める戦術構想が実現する!

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