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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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大魔王ティーパーティー

エルフ服飾職人に作らせた、

私のおニュー服は、

青い作業着だった。


下は普段の、

ジャンスカのままである。


着替えて謁見の間に戻る廊下で、

怪物の騎士団幹部に、

問い詰められていた。



「姐御に言われて描きましたが、

本当にそれで良いんすか!?」



「これがアダムワールド日本の、

王の服よ」



厳密には総理の服だが、

まだまだ戦争や国造りでガタガタの今は、

私も直ぐ被災地に行ける様に、

臨戦態勢である意気込みを、

表したかった。


サワイだけでなく、

ドハワールドの皆には、

伝わり辛かったが。



「これが日本の王服!?

職人の間違いではないか!?

扶桑では雅な(ひとえ)ぞ」



確かに職人の制服でもあるが、

やはり扶桑は今は貴族の様な、

服を着ている様だ…


十二単も興味は有るが、

今は複合装甲より作業着だ。



「綺麗な宝石の装飾品なら、

おらのアイテムボックスに、

沢山有るだが…」



アクセサリーもやはり、

興味は有るが今ではない…



「飾り立てるのは、

もっと落ち着いてからね」



謁見の間にはこれまた、

見覚え有る亜人王達が、

跪いて私を待っていた。



「新魔王バルバトスです」



「小鬼王ホーブ」



「吸血王ヴォイヴォダだ」



「妖精王オーベロンなり」



「猿王セイゴクーだっキー!」



「豚王ハイカーや」



「犬王カノー」



「戦鬼女王ドーナだ」



「猫女王ラピスラズリ♥️」



これまた懐かしい、

亜人の王達だ…


新魔王は亜人王でも別格なのか、

一番前の真ん中で、

プライド高いオーベロン王も、

バルバトス王の真後ろに居る。


ホーブ王は、

最初に見た亜人王だから、

特に懐かしい…


ヴォイヴォダ真祖とは聞いたが、

吸血鬼の王なんだな…


セイゴクー王唯一獣で、

語尾も違うが大人しく跪いている。


カノー王革ジャンみたいなの着ているが、

何処で入手したんだろ?


ドーナ女王、私も女王なったよ。



しかしラピスちゃん…?



「猫女王!?何で!?」



「えへへ…

お姉ちゃん達見てたら、

あたしも女王様なりたくなったの♥️」



「あんたのここ奪還作戦、

オーガは不参加悪かったな…

オーガやケット・シー内で、

面倒で余裕無くてな」



確かにラピスちゃんは、

ケット・シーで一番偉いが、

まさか女王とは…


まだドーナ女王配下の、

傀儡国家の域を出ないだろが、

奴隷解放にかなり前進したんだな…



私は玉座から下りて座り込み、

王達に自ら紅茶を注いで、

雑多なお菓子を入れた大皿を出した。



「なんと!?」



「大魔王陛下自らかいな!?」



「私は大魔王と言っても、

即位したばかりで、

右も左も分からないから、

王経験有る皆助けてね」



「何と謙虚な!?」



大魔王地べたお茶会は、

暫くは楽しく談笑した。


だが皿を片付けて、

私がオーベロン王に質問すると、

空気が変わった。

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