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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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異世界川中島

今は敵軍に集中したかったが、

その前に気になった事を、

セイゴクー王に聞いてみた。



「あとセイゴクー王、

この前サスカッチ全軍飛び出たけど、

あの後の戦果どうだったの?」



「村は余裕だったキが、

街は城壁で矢で返り討ちだったから、

みんなで森まで、

逃げてたとこだったキー!」



猿は獣ゆえの生存本能か、

不利なら無理せず、

プライド捨てて撤退する、

合理性も有るんだなあ…


今なら私たちも群れだ。



翌朝、日明けと共に進軍しようとしたら、

先にマークの街城門から、

マーク警備のモナカ王国軍が出た。



全面戦争と思いきや、

一人豪華な甲冑を着た騎士が、

馬に跨がり出て来たではないか。



「我はマークの街を治める、

イイヒー侯爵!

無用な犠牲を好まぬは我も同じ事!


怪物の魔女!

いざ尋常に一騎討ちにて、

勝敗を決めようぞ」



敵大将自ら一人で!?

川中島の戦いかな!?

上杉謙信並みに男らしい…


私が男の子なら喜んで、

飛び出てタイマン張るのかな…



しかし私の誇りは、

格好良く正々堂々決闘する事ではなく、

怪物を守るためなら、

手段を選ばず卑怯千万騙し討ちもやる事だ。



「あの敵将に向かって弓を…」



「待て!覚悟を決めた漢の勝負に、

飛び道具で挑むでない!

わしが推して参る!」



先生の武人魂に火が着いたか、

やはり武士道や騎士道てやつ?



「わしならうぬに化けて、

打って出れるが?

奴とて敵将本人とは限らぬ」



「女に化けるのも、

漢の勝負的にどうかと思うから、

辞めて下さい!


あと私が強いと思われたら、

毎回決闘挑まれそうで、

面倒だし…

先生そのままでお願いします!」



先生は鉢巻と襷掛けをし、

既に抜刀した状態で、


イイヒー侯爵の前に出た。

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