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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
133/263

ステータスと新ドラゴン

「新魔王陛下、

ステータスバー見て良いですか?」



「どうぞ…父上、

ベルゼバブ王と違い、

自慢出来る数値ではありませんが…」



バルバトス王のステータスバーを開くと、

Lv801、HP450、MP1056と出た。



旧魔王ベルゼバブのステータスは分からないし、

先生、勇者、羽根の魔女など、

チート勢と比べれば物足りない様に思える。


だが私、サワイどころか、

ゴートよりずっと強い!

確かに魔王!



おそらく勇者との不足分は、

頭を使いゲリラ戦で補ったのだろう…


工夫で強い無敵戦隊に挑む点は、

私たち怪物帝国の上位互換かも!?



「直ぐ私たちの元に勇者が来なかったのは、

今まで新魔王達が、

足止めしてくれたんですよね?

ありがとう!」



「そんな…僕らは、

お礼される様な事は…」



「いやいや!勇者との力量差を、

考えて補う点は称賛に値します!


因みに私はこれ、

もっと自慢出来る数値じゃないですが…」



「えぇ!?」



やはりバルバトス王と魔族重臣は、

私のステータスに、

いつぞやの先生みたく非常に驚いた。



「この娘本当に、

あの怪物の魔女なのかなあ?

前に見た様な偽物なんじゃ…」



「ステータスバーに、

大倉栄子と書いてますし、

最新人相書き通りだから、

間違いありません!」



キリナ達知っているのか?

もしくは更に別の偽物?


いや本題は偽物がどんなかでなく、

本物の私がどんなかだ。



「これではその辺の、

奴隷のがマシではありませんか?」



「こんなのでどうやって、

勇者どもの相手したり、

エマの街を滅ぼしたんでしょうね?」



私自身も今の私を見…

おぉ!前のLv10→Lv20に!

倍だ!


HP130と増えたし、

人狼化でMP3と0じゃない!


むしろ先生が言った、

MP2から1も増えた!


魔族達には物足りない様だけど、

私は成長実感出来て、

満足している!



「あ、このモンスター会話スキルで、

眷属を使役しているみたいですね」



「会話!?お喋りするだけ!?

テイムで支配じゃないの!?」



私が女神から貰った会話能力にも、

バルバトス王は驚いた。



「そう!無理矢理支配でなく、

話し合いで仲間になったの。


支配なら操るだけで、

夢を語り合ったり、

出来なかったでしょうね…


つまり私にとってモンスターは、

使役でなく愛!」



これを聞いてサワイ、ゴート、先生は、

静かに頷いた。



その様に上位魔族一同は、

衝撃を受けていた。



「愛とは感服致しました!

畏怖でなく徳で従えるとは、

まさに魔女様は女王の器…


そんな貴女様に相応しい、

新しいドラゴンを用意してあります!」



歓迎は大体パーティーの印象有るが、

宴会開けるほど余裕有る様に見えないし、


面倒な詩でなく新モンスター、

しかもドラゴンとは分かっている!



こうして私たちは、

王宮内広場に案内された。



立ち上がり前を歩くバルバトス王は、

私より小柄で新魔王には見えない。


ラピスちゃんと同じ位?

見た目年齢もラピスちゃん位幼い…



「魔女様ご覧下さい!

アジ・ダハーカです!


夢魔からの情報を元に、

捕獲して来ました!」



「や、やめろ!

そんな訳分からない女に、

使役されたくない!」



「おら歩け!」



「大人しくしろ!」


ペルシャ神話に出る、

あの悪竜!


なるほど確かに、

サキュバスの情報元にした、

巨大な三つ首ドラゴンだ!


足が四本有る辺り、

ワイバーンより上位竜!


ライバル宇宙怪獣より、

巨大蛾と対決した死の概念怪獣ぽい!



だが私に怯えている!



三つ首それぞれに巻かれた首輪と、

そこから伸びる太い鎖…

屈強そうな魔族大男複数に、

引っ張られている!

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