猫可愛がり姉妹
すると今度は、
ラピスが抱き付いて来た。
柔らかく温かく良い匂い…
「栄子お姉ちゃん!
お爺ちゃんで私助けてくれて、
ありがと♥️
️
なんだか栄子お姉ちゃんて、
ドーナお姉ちゃんに似てるかも?」
「あーそういやサワイ、
うちのこのワイバーンも、
私が縄張り争いする女王に、
似てると言ってたなあ…」
「あたしは栄子お姉ちゃんは、
ドーナお姉ちゃんがもっと、
女の子ぽく着飾った感じだと思うよ️♥️」
女の子ぽくねえ…
確かに私のがドーナ女王より、
髪長くてスカートだが、
ここで女子力評価されるとは…
「ラピスちゃんのが、
女の子ぽくて可愛いと思うよ」
「うふふふ️ありがと♪」
ラピスちゃんまじぶりっ子、
いや素ならあざと可愛いか。
無意識に「ちゃん」付けしてしまうな。
「それとその耳と尻尾付けた、
人間ぽい見た目も可愛いけど、
もしかして姿変えれる?
ケット・シーて同族とは思えない程、
見た目がバラバラだったけど…
もっと完全な猫になれる?」
「なれるよ♪」
するとラピスちゃんは、
コスプレした様な人型から、
アダムワールドでも見掛ける、
完全な黒猫になった。
「こんな感じだにゃ️♥️」
「うわああああああ!超可愛い️♥️
人型でも可愛かったけど、
完全な獣型が一番可愛い!
何故かその姿でだけ語尾が「にゃ」も!
さっきのドーナ女王は、
それがモデルだったのかな?
よしよしよしよし️」
「うふふふ️♥️ごろごろ♥️」
私に撫でられた獣形態ラピスちゃんは、
気持ち良さそうに喉を鳴らしている。
毛並み良い!
「因みに私も、
完全な狼なれるよ️♥️」
「わあい!栄子お姉ちゃんも、
超可愛いにゃ️♥️」
「そう言ってくれて、
うれしい…わん!」
完全獣型同士で馴れ合う私達を見て、
ドーナ女王は獣形態ラピスちゃんを、
取り上げた。
「ええい!図に乗ってラピスに迫るな!
お前のが見た目的に姉妹ぽいだろ!」
ドーナ女王が私に嫉妬している!
仕事まだ有るのか、
ドーナ女王が離れると、
今度はサワイが元の、
ワイバーン形態に戻った。
「おい発情プッシーキャット!
姐御の妹は俺なんだ!
お前じゃねえ!近付くな!」
大きなワイバーン形態で嫉妬し、
小さな黒猫形態ラピスちゃんを、
威嚇している!
「うん分かった!
サワイお姉ちゃん️♥️」
「なにい!?」
なるほど上の姉の妹はつまり、
歳が近い姉でも有るな…
サワイ一本取られたな。
ん?つまりドーナ女王は、
私のお姉ちゃんか?
義姉妹に義姉妹を組み込むと、
年齢順カオスだな…