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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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それぞれの女王

ドーナ女王さっきにゃんにゃんした、

ラピスにも容赦無いのか!?


いや!人質に取られた時以上に、

苦しい表情を浮かべている!


もしまたラピスがパパ活で粛清したら、

自分も後追い自殺する気か!



「うん、嬉しいですけど、

女王様は元気でいて欲しいかな…」



元気でいる=生きる…

つまりラピスは心中も把握しているが、

ドーナ女王には生きて欲しいのか!


もし心中を他オーガに知られたら、


ラピスに無理矢理変な事してから、

さっきの様な砂金置いとけば、

売春を装って心中で、

ドーナ女王を殺せる…



なんと言う秘めた愛!

この義姉妹…


尊い!そして賢い!



「そして官僚…

今ラピスはあたい専用奴隷…

もしまた良からぬ事ヤりたくなったら、

その無くなった腕を見て思い出せ!」



「はっ!」



そう言うとドーナ女王は、

先生が切り落とした腕を踏み潰し、

オーガ官僚が昔ヤった事は許した…


ひれ伏しているから殺さず、

そこは腕一本で許すのか!


指詰めならぬ腕詰め!


ヤクザよりは厳しいが、

オーガにしては優しい!



「人狼…お前には、

随分世話になっちまったな…」



「いえ先生、

つまり私のドラゴニュートが、

やってくれた事…」



「家臣の手柄は主の名誉だ、

国作りたいなら覚えときな」



「なるほど…でも私には、

ドーナ女王の様には出来ないです…


私は元は人間だからか、

人間滅ぼそうとしつつ、

子どもとお年寄りには抵抗感有ります…


部下のこのワイバーンに、

役目を押し付けてしまう…


モンスターは好き過ぎて、

今の泥棒猫ケット・シーどころか、

オーガ宰相や官僚すら、

説教だけで許してしまうかも…」



「良いんじゃないか?

お前みたいに甘い女王が居ても。


オーガは家臣も民も、

隙あらば下剋上目論む、

ナメた奴ばかりばかりだし、


ケット・シーどもも弱そうに見えて、

足元掬おうとする、

油断ならねえ連中ばかりだから、


あたいは見せしめに粛清して、

恐怖与えるしか無い…


だがお前自身はナメられても、

忠誠心高くてナメられない家臣従えてて、

羨ましい限りだ」



「そうですかね…」



「まあ頼れる家臣居ない時は、

ナメられない努力する事だが…


お前なりの女王になれ!」



なるほど私なりか…

ドーナ女王の真似は無理だけど、

怪物帝国の参考にはしようか…

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