表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
117/263

オーガ社会

すると今度は、

角牙や西洋鎧は同じだが、

メイスでなく鍬を持った、

お爺さんオーガが現れた。



「ドーナ女王!今度の人間との戦争、

進軍お辞め下さい!

これから我々百姓は、

収穫の大事な時期!」



「よし!収穫と祭後にする、

次!」



収穫どころか、

収穫祭も待ってくれるのか…

ドーナ女王意外と優しいのか?



次は夫婦のオーガが現れた。


夫オーガは他男オーガと同じだが、

妻オーガはメイス持たず、

鎧でなくキリナの様な、

遊び人女の格好をしていた。


鎧着た女オーガは、

ドーナ女王だけの様だ。



「ドーナ女王!我が妻がオークに浮気しました!

賢明なるお裁きを」



「だってこいつ、

あたしに宝石買ってくれないか…

ぎゃー!?」



「次!」



なんと!ドーナ女王は妻オーガも、

暗殺オーガと同じく頭を、

レガリアメイスで砕いて粛清した!


女王と言えば女に優しく、

男に厳しそうな印象有るが、

ドーナはワイルド男女平等だ!


すると今度は若い、

男オーガが一人現れた。



「ドーナ女王!我が息子が寝込みました!

ですがエルフ回復魔法を受ける金が…

なのでせめて!看病の為に休暇を」



するとドーナ女王は側の大箱に手を入れ、

大粒の砂金をいくつか、

青年オーガに投げ付けた。



「それで直ぐ、

エルフヒーラーに診てもらえ」



「こんなに!?

診察代ここまで要りません!

私の給与前借りで…」



「治ったら息子に、

美味い飯食わせるか、

玩具でも買ってやれ」



「ありがとうございます!ありがとうございます!」



父子家庭に医療費負担どころか、

養育費も給付するのか!?


なるほど…ドーナ

女王は身分や性別でなく、

善悪だけで裁きを決めているのか。


私の首狩高校は、

女子は怒られず、

男子だけ怒られていたな。


特に私の担任の国語教師は、

男子は消しゴム落としただけで激怒し、

女子は万引き、暴行、学校に薬物所持でも、

必死で甘やかしていた。


特にパバ活に至っては、

自分も校内でする方で、

今の奥さんとは、

それでデキ婚だったな…


私のいじめ主犯とも、

校内で不倫していたし…


私は好みでないからか、

はたまた不倫させないからか、

女子にしては厳しめだった!


善良なオーガは訴えを聞き、

悪辣なオーガは即粛清…公平かも!


今まで色んな亜人の王様見てきたけど、

オーガの女王かなり名君かも?


乱暴過ぎるけど!乱暴過ぎるけど!



「そこの人狼!見ない顔だが、

貴様もアタイに何か言いたいのか!?」



見ていただけのつもりが、

順番回ってきたみたいな感じに!

どうしよう…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ