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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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まさに戦鬼

早速洞窟前の、

門番ぽいオーガ男二人を見付けた。



人間に近い見た目で

牛の角や牙は確かに鬼ぽい。


だが手にしているのが金棒でなくメイスで、

人間から奪った様な、

西洋鎧を着ている辺りは、

日本妖怪でなく西洋モンスターぽい。



「あの私、怪物の魔女なんですが、

王様と謁見したく…」



「はぁ?知らん!

アポ無しは帰れ帰れ」



「我らの女王は忙しい」



オーガは人間に近いので、

一見知能高そうに見えたが、

コボルトやオークと違い、

私を一切把握してなかった。



しかも情弱亜人と言っても、

サスカッチと違ってノリ悪い!

曲なりにも私に注目した、

ゴブリンのが愛想良い!


文字通り、

門前払いだなんて!


てか女王制だったのか!?

今まで亜人は父権社会ばかりだが、

鬼だけ母権社会は意外!


女王なのに厳し過ぎる!



「どうしよう…

これじゃ口説き様が無いわ…

ゴートてオーガともコネ有る?」



「おらも詳しくないだ…

ダンジョンにオーガは来なかっただ…」



怪物帝国一顔広い名士騎士な、

ゴートも疎いのか…



「ぐは!?」



「うわー!?」



だがなんと!

先生は峰打ちで門番を倒し、

サワイは門番を顎で投げ飛ばした!


ドラゴン騎士、

強行突破過ぎる!



「鬼なれば話し合いは無用!

力で押し通るのみ」



「オーガまずいから、

喰わないすけど!」



一応不殺にしてくれた、

気遣いには感謝しつつ、

乱暴なノリで口説けるか不安なりつつ、

洞窟を通る事にする…


舗装具合はゴブリンのダンジョン以下、

サスカッチ洞窟以上…


篝火てこんなに、

有り難い物だったんだなあ…



すると早めに謁見の間に来た。


オーガ女王は家臣達と、

話している様だった。


やはり全員鬼ぽいが、

西洋鎧を着ている…


女王は若く私や勇者よりは、

背が高いのだが、

戦士グッドフェローや、

女オークよりは小柄で細く、


あまり鬼を束ねる、

女王ぽくはない…



私やダークエルフと並び、

三人目の黒髪褐色肌だが、

ショートカットでいて髪を後ろに結び、

ボーイッシュは新鮮だ。



他オーガよりは豪華な、

金の装飾有るメイスを持っている。


王権の象徴…

三種の神器、玉璽、


いや、西洋異世界だからレガリアか?



「ドーナ女王!お命頂だ…

うわー!?」



「次!」



いきなり家臣が下剋上しようとし、

ドーナ女王はレガリアメイスを振り、

その場で返り討ちにした!


獣人亜人より、

ワイルド過ぎる…まさに鬼!



よく見たら他にも、

頭が無いオーガ死体転がり、

床が血肉で真っ赤だ…


既に他にも何人か、

暗殺者粛清していたのか!?


こんなのどうやって、

口説けば良いんだろう…



「あーあいつっす!

縄張り争いが姐御ぽいオーガは!」



アダムワールド日本人の鬼みたく、

比喩表現と思っていたら、

サワイ実際に見たのか!

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