ドラゴントーク
「ところでワイバーンて、
雌雄どう見分けるの?
今の奴ら見ても、
全く分からなかったんだけど…」
「こうドーンて感じが雌で、
バーンて感じが雄ですかね…」
なるほど全く分からない…
「てかドラゴンも亜人みたいに、
王様居るの?
龍王とかみたいな…
居たらあいつら罰してもらうけど」
「いや…俺らドラゴンは、
勝手に王だと言い合って争うから、
亜人達みたいに、
皆が認める王様居ない様な…
あっ!魔神なら、
ゴブリン達のライオン頭でなく、
百の頭で下半身蛇な姿で嵐起こすと、
前に古竜に聞いた様な…」
西洋ドラゴンて纏まり無いのか…
てかそれはもしやテュポーンか!?
一度はゼウスに勝ち、
女神に騙されなければ負けず、
タイフーンの語源…
確かに西洋の龍神だ!
しかし先生はサワイの話に、
驚いていた。
「なに、南蛮竜には、
はっきりした君主が居ない!?
扶桑なら我が弟子でもある、
蛇仁磐彦が、
今上龍帝だし、
天竺は軍荼利明王が龍王ぞ」
先生はいちいちまた、
カタカナを和風変換したが、
つまりシンドはクンダリニーが、
ナーガラジャなのか…
東洋龍は西洋ドラゴンと逆に、
纏まり有るのか…
何故か東洋龍発祥であろう、
蓬莱には触れなかったが、
龍でなく麒麟辺り皇帝なのかな?
「じゃあメカ怪獣、
つまりドラゴン型のゴーレムは居る?」
「ニーズヘッグなら、
アンデッドのドラゴンだが、
ドラゴンのゴーレムは聞いた事が…
でも作ったら格好良さそうだな!」
作れるのか!?
やはり男の子心くすぐられる?
つい竜の話すると長くなるが、
今回の本題は竜でなく鬼!
オーガが主役なのだ。